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簿記の再振り替え仕訳とはなんですか?これをする事でどうなるのでしょう

funakosi298さん

2013/10/1108:47:52

簿記の再振り替え仕訳とはなんですか?これをする事でどうなるのでしょう

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banbantoukouさん

2013/10/1109:32:55

難しいとは思いますが仕訳の形だけで言えば前期末に行った繰延、見越しに関する仕訳の逆仕訳になります。

目的を一言で言ってしまえば「適正な期間損益計算」ということになります。
(要はどの期間にどれだけの収益、費用を割り当てるべきかということです。)

さすがにこれだけではわからないと思うので、以下例題を使って説明したいと思います。
(慣れないうちはタイムテーブルを書いてどの期間にどれだけの収益、費用が割り当てるべきかを考えたほうがいいと思います。)


◆(費用の)繰延の例
分かりやすいのは保険料の支払いでしょう。

《例題1》
<問題>
会計期間:1月1日~12月末
当期の7月において向こう1年分の保険料12,000を支払っている。
(問1)必要な決算仕訳を示しなさい。
(問2)翌期首に行うべき再振替仕訳を示しなさい。

<解答>
借方)前払保険料 6,000 貸方)保険料 6,000
借方)保険料 6,000 貸方)前払保険料 6,000

<簡単な解説>
(問1)
7月に支払った保険料12,000には翌期1月~6月末までの期間に対応する分が含まれています。
この分は翌期に保険サービスを受けることになるので翌期の費用とする必要があります。
つまり、翌期の費用にするために繰延べる仕訳をするということです。
(これではまだ支払時に計上した保険料から翌期の費用になる部分を除外しただけです。)

(問2)
前期末で当期の1月~6月までの6ヶ月分の保険料を繰り延べているのでこれを当期の費用に算入するための仕訳が必要になります。
それが費用の繰り延べにおける再振替仕訳となります。



◆収益の繰延の例
1年ごとに家賃を受け取る契約をしていて当期に受け取った家賃のうちに翌期以降の期間に対応する分が含まれているケースなどが該当します。

《例題2》
<問題>
会計期間:1月1日~12月末
当期7月に家賃として向こう1年分を受け取っている。
なお、1月あたりの家賃は100,000である。
(問1)必要な決算仕訳を示しなさい。
(問2)翌期首に行うべき再振替仕訳を示しなさい。

<解答>
(問1)借方)受取家賃 600,000 貸方)前受家賃 600,000
(問2)借方)前受家賃 600,000 貸方)受取家賃 600,000

<簡単な解説>
(問1)
当期7月に受け取った1年分の家賃1,200,000には翌期1月から6月末までの期間に対応する部分が含まれています。
この分を翌期の収益とするため当期の受取時に計上された受取家賃から除外する仕訳をします。
(これだけではまだ受取時に計上した受取家賃1,200,000から翌期の収益となる部分を除外しただけです。)

(問2)
前期末で当期の1月~6月までの6ヶ月分の受取家賃を繰り延べているのでこれを当期の収益に算入するための仕訳が必要になります。
それが収益の繰り延べにおける再振替仕訳となります。


◆(費用の)見越しの例
分かりやすいのは借入金などの利息の支払いでしょう。
《例題3》
<問題>
会計期間:1月1日~12月末
当期7月に借入金10,000を年利率5%、利払日1年に1回6月末、借入期間5年の条件で借り入れた。
(問1)必要な決算仕訳を示しなさい。
(問2)翌期首に行うべき再振替仕訳を示しなさい。

<解答>
(問1)借方)支払利息 250 貸方)未払利息 250
(問2)借方)未払利息 250 貸方)支払利息 250

<簡単な解説>
決算日時点で考えてください。
当期7月から12月末までの利息は翌期の6月末に支払います。
ですが当期7月から12月末までの6ヶ月間においても資金の借り入れの事実はあるのでこの期間に対応する利息は当期の費用とする必要があります。
そこでこの分を当期の費用として計上します。
見越し計上する金額の計算は

10,000 × 5% × 6ヶ月 ÷ 12ヶ月 = 250

になります。

(問2)
前期末に行われた仕訳は当期の支払時に計上すべき利息の一部を前もって前期の費用として計上していると考えることができます。したがってこの分を支払時に計上すべき額から除外する仕訳をします。


◆(収益の)見越しの例
貸付金を貸し付けている場合で当期において貸付期間がありその間の利息を翌期に受け取るような場合が該当します。
《例題4》
<問題>
会計期間:1月1日~12月末
当期7月に株式会社Aに200,000を年利率5%で貸し付けた。
利息の受け取りは1年ごと(6月末)に行う。
(問1)必要な決算仕訳を示しなさい。
(問2)翌期首に行うべき再振替仕訳を示しなさい。

<解答>
(問1)借方)未収利息 5,000 貸方)受取利息 5,000
(問2)借方)受取利息 5,000 貸方)未収利息 5,000

<簡単な解説>
(問1)
翌期6月末に受け取るべき利息のうち当期7月から12月末までの期間に対応する部分は資金の貸し付けの事実があることからこの期間に対応する利息を当期の収益として計上する必要があります。

(問2)
前期末に行われた仕訳は当期の受取時に計上すべき利息の一部を前もって前期の収益として計上していると考えることができます。したがってこの分を当期の受取時に計上すべき12ヶ月分の利息から除外する仕訳をします。

質問した人からのコメント

2013/10/11 10:35:15

降参 こんなに詳しく解説いただき、本当にありがとうございます!とても分かり易かったです。

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