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摂氏温度は、スウェーデンの天文学者セルシウスが考案したもので、水の融点を0、沸点を100としたものです。これは、誰でも知っているでしょう。 華氏温度は、ドイツの物理学者ファーレンハイトが考案したもので、当時人間が作ることのできる最低温度を0(氷と塩化アンモニウムの混合物で約-18℃)、人間の体温を96としたものです。なぜ96かというと、欧米ではヤード・ポンド法に見られるように12進法の単位がよく使われていたため、12の倍数で100に近い数値ということで96に設定したと言われています。(一説には、子羊の体温を100としたら、人間の体温が96くらいになったとも言われています。ちなみに、子羊は聖書で神の子=キリストを意味するとされています。)つまり、華氏温度は人間を尺度にしたもので、100を超えると危険であるということを示しているわけです。 なお「華氏」とは、ファーレンハイトの中国語表記である「華倫海」からとったものです。つまり、正しくは「カ氏」ではなく「ファ氏」と呼ぶべきでしょう。ちなみに、セルシウスの中国語表記は「摂修」となります。 日本やヨーロッパでは現在、SI単位(国際単位)の℃が使われていますが、アメリカなどでは未だにが使われています。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございます! いい勉強となりました!!!
お礼日時:2007/10/11 21:06