可能な限り優秀な学校に進むことをおススメします。
卒業した学校で理学療法士の免許そのものに違いはありません。
どれも全く同じ理学療法士の国家試験を受験します。
卒業して晴れて国試に合格して現場で働いて、5年も経てば◎◎大学卒や××専門学校卒なんてほとんど問われません。
見られるのは△△病院出身、□□病院勤務、です。
優秀な理学療法士になる為に最も重要なのは、卒業して最初にどこに勤めたか、です。そこでついた差はなかなか埋まりません。
そして、理学療法士にとって最も重要な、卒業して最初に勤める先は、どこの学校を卒業したかで決まります。
長々と回りくどく申し訳ない。
理学療法士としてやっていくには、なるべくいい学校に進むことに越したことはありません。
学べる内容も、卒業後の進路の幅もだいぶ違います。
近年、理学療法士の大学、専門学校が激増しています。
質問者さんもご存じかもしれませんが、理学療法士は卒業前に病院実習に行きます。
学校の数は激増しましたが、病院の数はむしろ減っています。
各学校、実習先の病院の確保に苦労しています。
ありていに言ってしまえば、優秀な病院に実習に行けるのは優秀な学校の学生です。
ロクでもない学校からはロクでもない病院にしか実習に行けません。
そして、理学療法士は実習先がそのまま就職先になることも珍しくはありません。
そうでなくとも、何十年も前から多くの優秀な卒業生を送り出している信頼と実績のA専門学校と、2~3年前にできた名前も知らないB専門学校。
どちらの学生を採用するか。考えるまでもありません。
理学療法士は学校が増え、免許を持っている人が増えました。
優秀な理学療法士とそうでない理学療法士が淘汰されていく時代です。
いかに、地域に必要な技術を身に着けられる職場で働くチャンスを掴むかが重要です。
東京だと、私もパッと数字が出てこないくらい、本当にたくさんの専門学校があります。
質問で上げていた3つの中では、首都医校、横浜リハでしょうか。
メディカルスポーツはあまりおススメできません。
以下、理学療法士の専門学校を見極めるポイントです。
1.歴史が長い
学校ができて、理学療法学科ができてからの歴史の長さは重要です。
歴史が長い→各病院とのパイプがしっかりしている→優秀な病院に実習に行きやすい
これは基本的に全国共通です。
2.卒業後の進路を公開している
何度でも言いますが、理学療法士にとって最も重要なのは、卒業してから最初に勤める職場です。
そこで優秀な理学療法士になれるかどうかの半分は決まると考えていただいて差し支えありません。
卒業後の進路(病院名)を公開しているのは自信の証。
◎◎総合病院、△△リハビリテーション病院と、卒業後の進路に病院が多い学校は就職力のある学校です。
しかし、卒業後の進路が××介護老人保健施設、□□訪問リハビリステーションばかりの学校は要注意です。就職力の低い学校です。
まぁ、そういうところであれば、進路を公開しないのですけれどね。
この2つで選べば、優秀な学校は大体絞れます。
あとは、質問者さんの好みの問題ですので、オープンキャンパスに行って、実際の話を聞いてみるといいでしょう。
余談ですが、国試合格率や就職率をアテにしてはいけません。
合格しそうな人しか卒業させませんし、選ばなければ就職先はあるからです。
以上、長々と大変失礼いたしました。