ベストアンサー
「犬食い」は、「食器を手に持たず、食卓に置いたままそこへ向かって極端に前屈みになり、料理に口を突っ込まんばかりに近づけてガツガツと食べること。」です。 四足動物は食器を手に持つことができませんから、基本的には犬であれ猫であれ馬であれ豚であれ、食器(餌箱)に口を突っ込んで食べます。なぜ馬や豚や牛や羊でないのかといえば、一般の人は実際に彼らが食事をする機会を見ることが少ないためでしょう。では、なぜペット界のツートップである犬猫の、犬の方だけがピックアップされて「犬食い」になるのでしょうか。中川翔子さんの「猫食い」は「猫のようにものを食べる」ではなく「猫を食べる(フリをする)」ですし…。 これはひとつには、ペット界の両巨頭とはいえ、犬の方が猫よりも買われている数が圧倒的に多い=食事風景を見る機会が多いためでしょう。もうひとつは、猫は確かに食器に口を突っ込んで食べますが、「ガツガツと」は食べないためです。 犬の先祖は狼ですから、集団で狩りをする動物です。中~大型の動物を何匹かで協力して仕留め、群れの序列に応じて食べますから、必然的にガツガツと、食べることが可能な量を一気に食べることになります。対して猫は単独で狩りを行うプレデターですから、対象は自分よりも小さい動物です。例えば鼠のような。当然一度では必要なカロリーを採り切れませんので、一日に何度か狩りをすることになります。 このご先祖さまから伝わるDNAが現在の犬猫にも残っていて、犬はあるだけの餌をガツガツと食べつくすのに対し、猫は餌を何度かに分けて少しずつ食べるのです。従いまして、人間がテーブルに顔を近づけてガツガツ食っている姿は、犬が餌を食べる様子によく似ていますが、猫にはあまり似ていないのです。
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質問者からのお礼コメント
回答ありがとうございます!
お礼日時:2015/7/20 22:11