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大韓航空撃墜事件の原因は何ですか?どうせ大韓航空なので、経費(燃料)削減のため...

nar********さん

2016/10/2122:18:14

大韓航空撃墜事件の原因は何ですか?どうせ大韓航空なので、経費(燃料)削減のために危険なソ連領空を侵犯したんですよね?「まさか旅客機を撃墜することはないだろう」と思っていたんですよね。

大韓航空801便墜落事故だって経費削減のために乗務員を酷使するというブラック企業ぶりでしたし。

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yng********さん

2016/10/2218:50:52

「経費(燃料)削減のために危険なソ連領空を侵犯した」という説が流布されていますが、これは誤りです。

撃墜された大韓航空007便がサハリン上空で領空侵犯した理由は、「自動操縦装置の故障」または「自動操縦装置の取り扱いミス」の両論併記で報告されています。
これはソビエト崩壊後に、007便のブラックボックスを初めとする資料や証拠品がロシアから韓国に返還され、それらを本事件に利害のない第三国であるフランスが解析した結果判明したことです。

ニューヨーク発ソウル行きの007便は、給油のためにアラスカのアンカレジに寄港しています。このアンカレジ離陸直後に問題が発生しました。
離陸した007便に対し、アンカレジの管制塔は「245度方向へ飛行」と命じます。これに従い007便は245度方向に飛行しますが、これはアンカレジの標準的な離陸手順に従ったものであり、特別変わったことではありません。
そして離陸からしばらくした後、アンカレジの管制塔は007便に対し「フライトプラン通りのルートを飛行せよ」と指示します。これはカムチャッカの沖合を通って日本領空に出る007便のフライトプラン通りの飛行経路に戻る命令で、機首方向を20度ばかり南に変更することになります。007便はこの命令に「了解」と返答しました。
この際に自動操縦装置の故障か扱いミスがあったと考えられています。離陸直後は007便は自動操縦装置の「ヘディングモード」を使用しました。これは管制塔が指示した方向に自動的に飛行するモードで、245と数字をセットすれば245度方向へ自動的に飛行します。
これに対しフライトプラン通りの飛行では、「INSモード」を使用します。これは当時の747に標準装備されていた当時最新の自動操縦装置で、装置自体が航空機の挙動から自機位置を割り出し、パイロットが入力したフライトプランに従って自動的に飛行してくれる画期的な装置でした。
この「245度方向への飛行」から「フライトプラン通りの飛行」へ管制指示が変わった時に、007便では自動操縦装置を「ヘディングモード」から「INSモード」に切り替えればこの管制塔からの飛行指示通りに自動的に飛行することが出来るわけです。
ところが、管制塔からの「フライトプラン通りのルートを飛行せよ」との指示に対し007便は「了解」と返答しつつも、飛行方向は245度方向から変わることはなく、245度方向に真っ直ぐ飛行してしまいました。悪いことにこの指示があった地点はアンカレジのレーダー圏ギリギリの場所で、レーダーのひずみが大きく20度の方向変換を確認出来ない場所でした。
こうして007便はアンカレジから南西方向に真っ直ぐ進んでしまったのです。アンカレジから245度方向に直線を引くと、そこに007便が領空侵犯したカムチャッカ半島やサハリンがあります。自動操縦装置のモードがどうであったか、どんな設定にあったかは残念ながらブラックボックスには残らないので、前述のような両論併記となった訳です。

そして007便はまずカムチャッカ半島を領空侵犯、この時ににはソ連の戦闘機に発見されずに事なきを得ましたが、続いてサハリンで領空侵犯した際には戦闘機に発見され捕捉されてしまいました。

この時、007便(西側の大型偵察機と判断していた)を発見した戦闘機は、まず007便に「戦闘機に発見された」旨を知らせるため警告射撃をしました。ところがこの戦闘機には曳光弾(光の尾を引く弾丸)が搭載されてなかったせいか、007便は警告射撃に無反応でした。
ところがこの直後、007便は突然上昇して減速します。この減速はソ連戦闘機の最低速度を下回る速度まで減速したためソ連戦闘機は007便を追い越すことしか出来ません。これは戦闘機に捕捉された航空機が逃げる際に取る行動にも見え、ソ連側はこの007便の行動を「戦闘機に気付いて逃げた」と判断します。
実は007便にとって、この上昇と減速は予定通りの行動でした。残燃料が減って軽くなったため上昇が可能となり、北太平洋の管制を担当する東京の管制塔に2000フィートの上昇を申告、これが認められたために上昇したのです。007便のボイスレコーダーにはパイロットが戦闘機に捕捉されたことに気付いている会話はなく、この行動が生命とりになるとは思ってもみなかったはずです。
ソ連戦闘機は大きく旋回して減速した007便に最接近します。この間に「該当機は逃げた」と判断したソ連側から撃墜命令も出ています。こうして戻って来た戦闘機が007便に向かってミサイルを放ち、機体後部への命中弾になって007便は撃墜されたわけです。

この過程を見れば、007便が燃料節約のために危険なルートを敢えて選んだ訳ではないことはおわかり頂けると思います。また一部で言われる「スパイ飛行説」などの陰謀論が一蹴できるのもご理解頂けるでしょう。

繰り返しますが007便の航路逸脱は、自動操縦装置に問題があったかパイロットが取り扱いを間違ったかのどちらかです。もう謎は解けているのです。

質問した人からのコメント

2016/10/28 14:36:04

回答ありがとうございます!

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

mej********さん

2016/10/2122:24:13

この種の情報はネット上でググれば一杯出てきます。

NYK(JFK)出発時に、Flight Dataの入力を間違えたにもかかわらず、此れに気がつかないままソ連領空に侵入したものです。


https://en.wikipedia.org/wiki/Korean_Air_Lines_Flight_007

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