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「この世界の片隅に」レビュー見ると

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ID非公開さん

2017/1/1023:14:28

「この世界の片隅に」レビュー見ると

とても高いようですね…。
面白かったですか?
(面白いというかみてよかったですか?)
映画館に行くか迷ってます。
見た人ネタバレなしで感想ください。

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1,422
回答数:
12

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gui********さん

2017/1/1108:52:44

筋書き自体は、「NHK朝の連続テレビ小説」系とも取れるもの。
「戦中戦後、健気なヒロインが戦争や試練に負けず、一家みんなで明るく
前向きに生きていこうとする」
…という。実際そういう鑑賞も可能だし。

暖かくホンワカした絵柄で、頭身の低いシンプルな描線の愛らしいキャラ
たちが、丁寧な映像で日常を演じる。時にクスッとさせられる、ホーム
ドラマとして中盤までは進む。日常四コママンガみたいな、淡々とした
積み重ねで前半は展開して行きます。

さらに、背景画や劇中の習俗・生活ディティール類は、当時の写真や資料
のみならず、その頃を知っているお年寄りたちへの徹底的なリサーチを
加え、舞台となった「70年前の広島・呉」を執念といえる次元で描き出し
ている。これはみな、教科書や資料の向こう、では決して無い、今ここに
いる我々と地続きのもの、としての70年前の世と人々とを描き上げようと
すればこそ。
しかし、時代が時代。避けようの無い苛烈で過酷な戦禍が、後半に押し
寄せてくる。空襲、破壊、死、…重苦しい展開になって行きます。

が、その表面上のところを少々めくってみると、とんでもなく奥深い、
重層的なドラマ、テーマ性、が隠されている。象徴や暗喩、描写、図式、
等々々が全編にわたって膨大に駆使され、しかもそれらが互いに互いを
担保し合うような形で形成されている。
ヒロインが、子供時代を経て小娘から「ヨメ」へ、そして本当のオトナの
女性、さらには…と成長していくのが縦糸ですし、さらにはそこへ託して
女性の自己実現とか被承認とかいった今風の、本当のテーマ性をも提示
して来る。
その上、そうしたテーマ性を具現化する舞台背景として、戦争と戦時生活
という重い題材が用いられ、戦争体験とその継承…という、これはこれで
難儀な、でも重要なフェーズも絡んだコンテンツにもなっている。
そしてさらには、戦前戦中のイエ制度・家父長制度といった、今なら人権
侵害もののやり方が「当たり前」だった時代…というモノも出てきたり。
しかも、当時の大日本帝国の市民だったからには、被害者のみならず
加害者としての側面も、避けようが無い…
表面上のドラマ、コメディーや戦争の悲劇、といったありきたりのところ
だけでは無い、深堀りをいくらでも出来る構造の作品なのです。

でも、そういう奥まった所にまで到らなくとも、「朝ドラ」的な受容
の仕方だけでも、十二分に本作に没入する事は出来る。作画やキャラ
描画も丁寧で誠実、キャラデザも、オタ臭く無く素朴で愛らしいもの。
「朝ドラ」系の受容のされ方、といういわば「ライトユーザー」向けの
広ぉ~い入口で、幅広く好評を得てもいるからこそ、異例の大ヒットと
なっているのでしょう。
戦禍の描写は間違いなくキツいです。丁寧に誠実に、心を共に寄せて
描がき出された70年前の一家が、しかし情け容赦無く戦争の業火に
踏みにじられる。が、それも込みの上での、
「架空の一家の心揺さぶられるファミリーヒストリー」
を垣間見せられる…といった感じ。ラストも、希望を持ったものになって
いる。

「肉親の戦時中の昔話」といった本作評を聞いた事がありますが、まさに
そんな感じ。この劇中一家が、まるで我が事、親族かのように感じられ
出すのです。それが、観客自身のかつて経験した事、体感した極私的な
過去を呼び起こし、それが各人各様の本作への感慨を巻き起こして行く
のです。戦争体験のある高齢層や、その子供の世代、さらにはもっと
下の層…と、戦争に限らず様々な出会い、別れ、喪失、再起、etc.…
を、人生の上で経験した人ほど、心に刺さる作りになっているのです。
本作に、聞いた事も無いような形と規模の絶賛が飛び交っているのには、
そうした背景がある気がします。

悪文で要領を得なくて、申し訳ありません。とにかく、ご覧頂く以外に
伝えようが無い。私自身は五回見て、明日六回目を予約済み。
原作漫画は当時初版で揃え、同じ原作漫画家の単行本はほぼ全て持って
いたのですが、今回の映画化は本当にやられた。完全に「持ってかれた」
状態。
まずは、ご覧になって下さい。細かいところはともかく、圧倒される事
請け合いです。是非、お願いします。

筋書き自体は、「NHK朝の連続テレビ小説」系とも取れるもの。...

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gen********さん

2017/1/1722:22:16

とても良かったですよ。
のんさんが主役のすずそのものの印象が受けられました。
何より良い点は「君の名は。」のようにハイテンションでシツコイ演出が無く、淡々と日常を送っているうちに時代の波にさらされながらも自然体で生き抜く姿です。
今週で終わりますので、迷っているんsら是非観に行ってみて下さい。

har********さん

2017/1/1619:16:27

とても良かったですよ。

近年稀にみると言うと大げさでしょうが、

私の中では最近見た映画の中でも1、2位良かったです。

のんちゃんの声と雰囲気がとても主人公とあっていて

とても良かったです。

テレビでいずれ放送するかもしれませんが

映画館で見て良かったと思いました。

kap********さん

2017/1/1612:23:50

面白かったです。ただ感動はしますが、
無理に泣かせに行ってないので気楽に楽しんで観ることをお勧めします。
その方が後々自分の中にこの映画が残っていくと思いますので。

h18********さん

2017/1/1318:11:55

もともと原作のファンなのですが、正直映画は微妙です。
そもそも映画のような短時間にまとめる作品ではないです。というか映像化する必要のない作品ですね。
高評価してる人は映画から入った人か普段映画を見ない人なんでしょうね。

dd1********さん

2017/1/1202:41:46

「面白いか?」と聞かれると、それほど面白くない作品だと思います。
起伏のないストーリー、盛り上がりに欠ける音楽、意外性のないラスト。
実は原作漫画には、いわゆる「面白い」エピソードがありますが、映画ではカットされてしまっています。


では、「観てよかったと思える作品か?」と聞かれたら、絶対に観る価値のある、最高に素晴らしい作品だと言えます。

まずは劇場に足を運んで、なんと表現していいか分からない、じわじわくる深い感動を体験して下さい。

すぐに本屋さんへ行き、原作を読み、物語の奥深さに打ちのめされて下さい。

2回目の鑑賞時には、1回目でいかに多くの細かい演出を見逃していたか。
コトリンゴさんの歌に、いかに深い意味が込められているか。
ラストシーンがどれだけ奥深い感動シーンであるか。
そしてスタッフロールで描かれる画像に込められた希望。
そういったものを確認し、感銘を受けて下さい。

帰宅したら早速サントラCDを買って、「みぎてのうた」→「たんぽぽ」と続けて聞いて、その度泣いて下さい。

3回目は誰か大切な人と一緒に行き、この素晴らしい作品を見せてあげて下さい。
そこで「面白かった?」と聞いてはいけません。そういう作品ではないのですから。

後は、DVDの発売と、もしかしたら作ってくれるかもしれない完全版を、公式ガイドブックを見ながら待ちつつ、生きて下さい。
この世界の片隅で。

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