酵素と阻害剤についての質問です。

酵素と阻害剤についての質問です。 競合阻害剤によって基質と酵素の親和性はどうなるか?という問題の答えが[変わらない]だったのですが、競合阻害剤は酵素と基質を奪い合うためその分、酵素と基質の親和性は低下すると思ったのですが、何故変わらないなのでしょうか? 分かる方いたら回答お願いします。

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うーん(^^; 言葉の表現ですが 解釈がまぎれがちなところでしょうかね。 競合的阻害と非競合的阻害というのは、どちらも「可逆的な阻害」の中の話です。 可逆的 というのがあれば「不可逆的」な阻害というのもあるわけで、不可逆的というのは 阻害剤が酵素に作用することによって 酵素の活性自体をダメにして元に戻らない状態にしてしまう ということですね。この場合、酵素が基質と結合して作用する という機構そのものに干渉することになるので、親和性は低下することになるでしょう。 一方の「可逆的な阻害」というのは、阻害剤は存在すると酵素の邪魔をしに行くけれど、酵素から離れれば その酵素は別の基質とくっついて作用する働きを失っていない、ということです。 この中で「競合的」というのは、同じ酵素の作用点(活性中心)を目指してくっつきに行くけど 本当の基質じゃないので空振りに終わる、という物質なわけで、この量が多くなるほど 本来の基質が活性中心に結合する確率を下げることになり 能率が落ちる、という邪魔の仕方です(赤い玉5個だけの状態と、そこに白い玉を5個混ぜた時、10個混ぜた時… では、それをランダムにぱっと掴んだ時 赤い玉を引く確率が 1/2、1/3 … と下がっていく、というようなことです)。 もうひとつの「非競合的」というのは、同じ活性中心にくっつきに行くのではなく、脇から邪魔をして活性中心の様子を変化させ 能率を落とすタイプのものと思ってもらえればよいです。この場合は 親和性に影響が出ていると考えてよいでしょう。 実際には、どんなものでもこのどれかにすぱっと分類できる というほど単純なものでもなく、複合的にいろいろな組み合わせ・割合で起こっていたり、どれにも分類しにくいタイプだったり ということもあるので、あくまで典型的な場合、という話です。 まとめ的に言えば、「何故変わらないのか」というより、変わらないようなやつを「競合的」と言っている、というようなことになるかと思います。 (参考) https://books.google.co.jp/books?id=qiQdit0gmPwC&pg=PA94&lpg=PA94&dq=%E9%85%B5%E7%B4%A0+%E7%AB%B6%E5%90%88%E9%98%BB%E5%AE%B3&source=bl&ots=_z2_truZiK&sig=lrItfXksAQLJJUNG1xU_c74Bnag&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiHvayFnd3RAhWCwbwKHQggAXk4FBDoAQg6MAU#v=onepage&q=%E9%85%B5%E7%B4%A0%20%E7%AB%B6%E5%90%88%E9%98%BB%E5%AE%B3&f=false