ここから本文です

『絆』という文字の字義について。

十七歳の地図さん

2017/1/2412:23:37

『絆』という文字の字義について。

絆という文字は"ほだし"、"きずな"と読みますが、前者は自由を束縛するものとネガティヴな意味で、後者は人と人との間にできる情のようなポジティブな意味ですよね。

この正反対な意味は日本の江戸時代の宗教に関係するのでしょうか。
前者は儒教的な理屈によって感情を抑制していく、後者は情によって法を作って…という関係性に似ている気がします。

江戸時代の国学者が現代の古典文法の礎を作ったということもあり、何かしら関係があるのでは無いかと思い質問させて頂きました。

閲覧数:
145
回答数:
1
お礼:
100枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

iwa********さん

2017/1/2700:06:37

日本語の「きずな」は、「騎綱(きづな)」「繋綱(つなぎつな)」「引綱(ひきつな)」などの略という説があり、「ほだし」も馬の脚を繋ぐ縄のことですから、いずれも動物を繋ぎとめる縄・綱という意味で共通しており、そこから人間同士の結びつきについても言われるようになったものです。

「絆」や「紲(きずな)」は、日本語を表記する際、同様の意味を持つ中国語の文字(漢字)をあてて使用したに過ぎません。

で、日本語の「きずな」「ほだし」ですが、たしかに使われ方にポジティブとネガティブといった傾向の違いはありますが、それは御質問にあるような「きずな」が情動的で「ほだし」が理知的というような違いでは無いと思います。
ほだす・ほだされる――は、きわめて情動的な言い方ですからね。

ただ「きずな」の方は、人と人とを離れがたく結びつける好ましい力として、また「ほだし」の方は、人情で束縛されて手かせ足かせになったり、しがらみになったりする好ましくない力として、状況により使い分けされるようになったものだと思います。

宗教の影響で言うと、儒教よりは仏教との関係の方が大きいでしょう。
仏教思想では、人と人とが離れがたく思う衝動を、ときに煩悩の一種として退けることがありますから。
出家というのは、そうした心のしがらみを断ち切る行動でもあったのです。

しかし「きずな」「ほだし」という言葉の由来を、そうした宗教的な思想に求めるのは、この場合、適切ではないと思います。

質問した人からのコメント

2017/1/30 18:45:50

ご丁寧にありがとうございました。
私の調べ不足が露呈してしまいましたが、読んでてとても面白かったです。
確かに人と人の繋がりという点では出家しない儒教というよりは仏教ですね。

ありがとうございました。

この質問につけられたタグ

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる