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竹取物語に かの都の人は、いとけうらに、老いをせずなむ。 という文がある...

ama********さん

2017/3/2521:19:02

竹取物語に

かの都の人は、いとけうらに、老いをせずなむ。

という文があるのですが、この「せずなむ」の品詞分解が「せ(サ変・連用)/ず(打消・連用)/なむ(係助)」となっていました。

なむの区別は前の活用形によって決まると習いました。
前の品詞が未然形の場合→なむ(終助)
前の品詞が連用形の場合→な(助動)/む(助動)
上の二個以外の場合→なむ(係助)

今回の「せずなむ」は「ず」が連用形なのに「なむ」が係助でびっくりしました。
習った内容が間違っているのでしょうか?

もし間違っていたら正しい解釈やパターンを教えて頂けると助かります。

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aom********さん

2017/3/2523:27:47

>習った内容が間違っているのでしょうか?

いいえ。習った内容は合っています。


>「せずなむ」の品詞分解が「せ(サ変・連用)/ず(打消・連用)/なむ(係助)」となっていました。

そのとおりです。


>なむの区別は前の活用形によって決まると習いました。

そうです。

>前の品詞が未然形の場合→なむ(終助)
>前の品詞が連用形の場合→な(助動)/む(助動)
>上の二個以外の場合→なむ(係助)

そのとおりです。
でも、まだ、「死なむ」「往なむ(去なむ)」が抜けているね。

もう一度正しく覚え直してね。

1、未然形接続の場合
なむ=願望の終助詞。~てほしい。

2、連用形接続の場合
な=強意助動詞「ぬ」未然形(「完了」の場合もあり)
む=推量系助動詞「む」終止形または連体形
(確定推量用法)

3、死なむ・往なむ(去なむ)の場合
な=ナ変動詞「死ぬ(往ぬ・去ぬ)」の未然形活用語尾
む=推量系助動詞「む」終止形または連体形

4、その他の場合
なむ=強意の係助詞。
(「結び」があること、または「結び」が省略されていることに注意。)

こうです。


ここから、よーく読んでね。ゆっくり、1行ずつ理解しながら。

>今回の「せずなむ」は「ず」が連用形なのに「なむ」が係助でびっくりしました。

うん。「ず」は、たしかに、「連用形」だよ。
でも、「ず」の活用表は、二行にわたっているよね。

未=(ず)・ざら
用=ず・ざり
止=ず
体=ぬ・ざる
已=ね・ざれ
命=ー・ざれ

こうね。
未然形の(ず)は、接続助詞「ば」に続いて、「~ずば」という形でしか使われません。


この二行のうちの、「ザリ型」(補助活用っぽいヤツ)のほうは、
「主に助動詞」に接続するための活用形です。
(まあ、「漢文を訓読するための活用形」でもあるんだけどね。)
そして、「ズ」系(基本活用っぽいヤツ)は、
「主に助動詞以外」に接続するための活用形です。
例外として、断定助動詞「なり」と、比況の助動詞「ごとし」にだけは、
「和文」の場合は、「ズ」系の「ぬ」が接続します。
このルールを覚え直してね。

さて、「かの都の人は、いとけうらに、老いをせずなむ。」の「ず」は、
「「ズ」系」の方の「連用形」だよね。
「助動詞専用接続」の「ザリ型」の方の連用形ではない。

つまり、「ずなむ」となっている「なむ」は、
「ズ」系の連用形「ず」に接続していることから、
「とにかく助動詞ではない!」ということだけはたしかなの。
「助動詞には「ザリ型」が接続する」というルールに違反するから、
これは、「2、連用形接続」の組に入れちゃいけないんだよ。
「4、その他」の組に入れなければならないんです。

2の組にしたかったら、「ザリ型」の方の「連用形」を使って、
「ざりなむ」となっていなければならないんです。
こうだったら、「な」が強意の助動詞で、「む」が推量の助動詞で、
訳は、「きっとないだろう」です。確定推量ね。

でも、ブツは「ずなむ」となっているね。
これは、4の「強意の係助詞」で、
「係り結びの法則」により、「結び」があるはずです。

「せずなむ。」
・・・ないね^^;
「結び」がないときは、自分で補わなければなりません。
「結びの省略」といわれるものです。
「あの月の都の人は、とてもきれいで、老衰をしなくね」
と言いさしてあるの。言うのを途中でやめているんだよ。

日本人は、なんでも、「はっきり言いきる」ことを嫌うから、
このような「途中で言いやめる」という表現は、頻繁に出てきます。
その都度、どういう言葉が後に省略されているかを考える「言語感覚」が必要です。

そんなに難しいことじゃないよ。
「近頃、目がすっかり悪くなってねえ」の後は、
「困っていますよ」とかに決まっているでしょ。
「お前に会いたくってねえ」の後は、
「たまらないよ。だから、会いにおいでよ」に決まってるでしょ。
それだけのことです。難しく考えなくていいんだよ。

「老いをせずなむ。」の後に省略されている「結び」は、
「ある」か何かです。「はべる」かもしれない。
「なむ」の「結び」だから、「連体形」で補わないとね。
「老いをせずなむある。」
「老いをせずなむはべる。」
かぐや姫は、本当は、こう言いたいの。
「老衰をしなくね、あるよ。」
「老衰をしなくね、ありますよ。」

「しなくある」って、現代語では、変な言い方だね。
打消をわざわざ肯定しなくても、「しない」でいいよねw
だから、訳文は、ふつう、
「老衰をしないのです。」「年をとらないのです。」
などとなっているはずです。

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