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日本は敗戦によって華族制度をなくしましたが,それまでは意識的にも欧米並みの階級...

bvu********さん

2017/3/3101:52:22

日本は敗戦によって華族制度をなくしましたが,それまでは意識的にも欧米並みの階級意識があったのでしょうか?

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aji********さん

2017/3/3113:41:32

今日の感覚では「市民」というと国民という感覚ですが、明治時代の頃は「市民」とはmirai_weaponさんが解説されておられる有産階級・知識階級なわけですよ。
まだ有産階級・無産階級という概念は薄くても、有産階級と無産階級は別の階級でありました。

そして有産階級といっても、しょせんは市民であって、貴族ではないんですね。

貴族(華族)とは特権階級であり、明治の功労者と公家の他にも、僧侶・神官のような聖職者が入っており、彼らは所有する権威を背景にした資産からの上がりで裕福に食べられるようになっています。

有産階級のように働く必要が無いので、それゆえ有閑階級とも呼ばれるわけですね。つまり特権階級の特権とは、なにもしなくても権威が生み出す富で生活できる特権ということです。
(ごく一部に、華族に見合う資産が無い者が家格などから貴族に叙せられることがあり、爵位を返上する家もありました)

これでお判りでしょう。明らかに「人としての格付け」が違うわけです。
だから、どうみたって華麗な経歴を持つ顕官(つまり権力者側)であるのに「平民宰相」なんて言うわけです。

yokohamacooldaddyさんのご説明にある昭和になると薄れていったというのは、近代資本主義社会になるとブルジョアの権力が高まって来たこと、そして第一次大戦を経て経済構造が変わり、貴族の資産運用では十分な権威を保つことができなくなっていったことが背景にあります
(朝ドラでもやっていた白蓮が炭坑王へ嫁ぐというのは、大正期ころから貴族が困窮しはじめた状況を象徴していて、白蓮は後に皇太子妃が平民出身であることにもケチつけしています)

しかし、それでも皇族に連なる高位貴族は権威が高く、たとえば現在では軟弱で力のなかった宰相として批判される近衛文麿にしたって、五摂家筆頭の近衛家の当主であってので、その権威から、軍と政党にも抑えが効くということから首相になった面があり、実際、軍も近衛には無下な扱いはできませんでした。

なお、貴族でなくても、官僚でも軍人、学者でも幹部級になると「名流」として社会は扱いました。昭和の時代でも、高級官僚や高級軍人はその妻も含めて「名流の家の人」という扱いで遇していました。
まあ、実力で登ってきた人たちですから(江戸時代は下級武士や庶民っていう人や、幕府側についた賊藩の家臣が出自という人も多いです)、新貴族ってところでしょうか。

階級意識は薄まったり、変質はあれど、常にあったってことですね。

質問した人からのコメント

2017/4/1 18:37:42

ご丁寧に回答ありがとうございました。

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u7m********さん

2017/3/3113:29:56

日本の華族制度とは、明治維新によって一気に「四民平等」にはしたものの、朝廷の公家や大名や武士までやってた人をいきなり「普通の人」扱いにするわけにもいかず、実際には政府にも必要だったので、それらしく処遇しただけです。明治維新前に生まれ育った人でも、昭和期まで生きていた人は大勢いるわけですから、そんなに急に階級意識というものは変わらないものです。
しかし、「華族」としての経済的な特権はそれほどあった訳じゃなく、時代とともに権威も衰えたようです。
「欧米の」と言いますがアメリカに貴族制度はありません。主としてヨーロッパの貴族の起源は、各地の封建領主や王家の幹部ですから、江戸幕府の大大名や譜代大名、旗本に相当します。自前の領地と部下を持ち経済的に自立し、世俗的にも強い権力を持つので、戦前の日本のように政府から処遇的に与えられた華族とはだいぶ違うと思います。

yok********さん

2017/3/3111:48:22

明治初期にはかなりの階級意識があったようですが、大正、昭和と時代を経るごとに薄れていったようです。
幕末生まれの軍人の昭和初期の回想に、軍に入った頃を「その頃の階級意識はそりゃ酷いもんで、四民平等の今日とは大違い」とありました。

mir********さん

2017/3/3109:17:30

日本の華族制度導入の狙いは、貴族院の設立と大きな関係があります。

衆議院の選挙はある意味、国民(平民)の動向によっては国家の根幹である天皇制を揺るがすリスクをはらんでいます。

そんなとき、衆議院という平民勢力から天皇制や天皇そのものを守る藩屏として公家、大名、上級武士といった封建時代の旧勢力は保守の壁として役に立ちます。

華族は法的には特権階層になっていますが階級意識というよりは、血統意識(由緒ある家柄)というのはあったでしょう。

社会的階級意識は今と同じブルジョワ(有産階級=要するに金持ち)、プロレタリア(無産階級=要するに貧乏人)で、資本家など華族でないブルジョワ階層も多くいたので、血統意識の方が強いです。

同じ華族でも功績等によって華族に列せられた人に対しては、俄伯爵などと揶揄したようです。

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