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原潜とB2で攻撃するのはどちらが安上がりなんですか? アメリカは戦略原潜とステ...

hir********さん

2017/5/2820:37:12

原潜とB2で攻撃するのはどちらが安上がりなんですか?
アメリカは戦略原潜とステルス爆撃機、両方保有してますよね?
なぜアメリカは両方保有しているのですか?

B2で戦略爆撃するのと、原潜からSLBMを発射するのと、片方じゃダメなんですか?
両方保有してないと不便なんですか?
どちらも一丁短所なんですか?
実際敵基地を破壊するとなると、B2で空爆するのとSLBMで攻撃するのとでは、どちらがコストが良いのですか?

補足原潜だけとか、B2だけとか、どちらか片方保有しているだけじゃダメなんですか?

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rtr********さん

2017/5/2822:11:50

Nuclear Triad(三元戦略核戦力)という言葉を、ごぞんじですか?

今までは、大陸間弾道ミサイル、弾道ミサイル搭載潜水艦、戦略核爆撃機の3つによる、相互確証破壊(Mutual Assured Destruction, MAD)が、米国もロシアもともに、相互の核抑止力になっていました。

1)つまり、B-2などの戦略爆撃機は、(北朝鮮と国連軍とのように)お互いが、まだ瀬戸際で牽制し合っている状況では、相手国に対して、極めて強い警告を与えることが出来ます。警告が功を奏して相手から多大な外交的な譲歩が引き出せれば、そのまま爆撃せずに帰投出来ます。相手が却って攻撃してくれば、そのまま相手を戦略核爆撃ができます。しかし、相手は満を持して待ち構えているのですから、いくらB-2でも、どれだけ撃墜されて、どれだけの爆撃成果が得られるのかという、不確実性が残ります。

いくら米国空軍に、B-2による戦略爆撃の大きな勝算があっても、相手国がそれを信じていなければ、B-2戦略爆撃機による、警告など効果など有りません。外交交渉どころか、問答無用でミサイルを撃ってくる可能性もあります。

2)大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、現在でも、一旦発射してしまえば、相手国には、防ぐ方法はほとんど有りません。ですから、相手国は、大陸間弾道ミサイルが発射される前に、地上で破壊しようとします。いくらサイロに隠してあっても、鉄道などで移動をしていても、座して地上で破壊されるよりも、敵の弾着よりも、先に発射するしか有りません。

しかし、B-2などの戦略爆撃機と異なり、発射後に外交交渉が成立しても、ミサイルを呼び戻す手立てはありません。これは、相手も同じです。

3)もしも、相手国からの大規模な先制攻撃を受けたとしても、一年中、一日も欠かさずパトロールしている弾道ミサイル搭載潜水艦(SSBN)は、無傷で残ります。本国が壊滅に陥って、水中通信用の極超長などのアンテナや、GPSや通信衛星などが全部破壊されても、SSBNは露頂などすることなく、自艦の位置を正確に把握して、相手国に対して、トライデント・ミサイルを正確に撃ち込むことが出来ます。

この3つによって平和を保ってきたのが、Nuclear Triad(三元戦略核戦力)です。ですから、その3つに優劣はなく、一つが欠けていても、第3次世界大戦が勃発していたかも知れません。中国も、今も米ロのNuclear Triad(三元戦略核戦力)に追い付こうと、必死です。


詳しくは、「A brief history of the nuclear triad」などを、ご参照下さい:
http://blog.nuclearsecrecy.com/2016/07/15/brief-history-nuclear-tri...

とっくに冷戦が終了し、テロに怯え続けている現在では、Nuclear Triad(三元戦略核戦力)など、冷戦時代の過去の異物で、見直せとの意見も、数多くでてきております。

例えば、米国海軍協会の機関誌「プロシーディング誌」の昨年9月号に、「Rethink the Triad(三元戦略核戦力を見直せ)」との、退役海軍中将の論文が掲載されています:
https://www.usni.org/magazines/proceedings/2016-09/rethink-triad

トライデント戦略潜水艦などは、冷戦の遺物で、単なる金食い虫にすぎず、国防には何の寄与もしていないと主張されています。

By Rear Admiral F. W. Lacroix, U.S. Navy (Retired)
Strategic deterrence remains as vital as ever, but the nuclear triad no longer adequately addresses current challenges. Why ‘should we spend enormous sums of money modernizing a force structure conceived in the last century’ when ‘the nature of the threat is broader and more complex than when the triad was established?’

もしも「戦艦は全部スクラップにしろ」との論文を東郷平八郎閣下などがお書きになったとしたら、どうなっていたのか、想像すると面白いです。山本五十六閣下なら、銃殺されたでしょうか?


最近では「The Fatal Flaw in America's Nuclear Triad That Needs to Be Fixed Now」:
http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-fatal-flaw-americas-n...

との記事も見かけました。ご参考になれば幸いです。

Nuclear Triad(三元戦略核戦力)という言葉を、ごぞんじですか?...

  • rtr********さん

    2017/5/2908:30:28

    追加
    弾道ミサイル潜水艦(SSBN)でも、ミシガンのような巡航ミサイル潜水艦(SSGN)でも、一旦ミサイルを発射すると、潜水艦の位置が簡単に発見されます。

    一旦、その位置が露呈してしまった潜水艦は、極めて無力です。ヘリコプターにさえ、敵いません。文字通り、蜂の命をかけた最初で最後のひと刺しなのです。

    出港後も何ヵ月でも、全く他人に知られずに、水中に隠れていられる核動力潜水艦とは異なり、B-2などの戦略爆撃機は、夜間でも基地を離陸すれば、現地の連絡員から直ちに通報されます。いくら空中給油を行っても、十数時間以内には来襲してきます。

    これが、潜水艦と爆撃機や水上艦との大きな違いです。

    爆撃機も水上艦も、展開状況はニュースでも報道してくれますが、対潜能力(ASW)の乏しい国に対しては、潜水艦はミサイル攻撃以前にも、諜報戦でも特殊作戦でも、やりたい放題です。

    冷戦時に、東側の埠頭の車のナンバープレートが出回りました。

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pro********さん

2017/5/3014:23:09

爆撃機は通常爆弾を使った空爆もできる弾道ミサイル原潜は核攻撃にしか使えないので、通常戦には使えない。
B-52H爆撃機やB-1B爆撃機は近接航空支援で、味方地上軍のが戦っている上空に長時間滞空して、敵に雨あられと、爆弾を投下している。

ピンポイントで重要施設を攻撃する必要性がある場合、SLBMは使わないでしょ?
爆撃機で精密誘導爆弾を投下して破壊するものじゃないですか?
GBU-57・MOPは大型貫通爆弾だけど、爆撃機にしか搭載できない精密誘導爆弾(GPS/INS誘導)。北朝鮮の地下施設を空爆する際などに使われる。

ただ中堅国家が、爆撃機を維持管理するのは大変なので、イギリスもアブロ バルカン爆撃機は1984年に退役させている。

フランスもミラージュⅣ爆撃機の核兵器運用任務をミラージュ2000Nに引き継がせて、偵察機に転用して、2005年に退役させている。

爆撃機は通常爆弾を使った空爆もできる弾道ミサイル原潜は核攻撃にしか使えないので、通常戦には使えない。...

mat********さん

2017/5/3010:52:46

ダメってことはないです。実際イギリスは核戦力として戦略爆撃機を廃止して戦略ミサイル原潜のみにしています。
しかし手段を一つに絞ってしまうと、それを封じられたらまったく無力になってしまいます。

原潜にしてもB2にしても弱点があり、決して万能ではありません。

アメリカの戦略ミサイル原潜はロシアの攻撃型原子力潜水艦に狙われます。潜水艦映画で有名な「クリムゾンタイド」でもその様子が描かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%BE%...
実際に起きたケースとして1996年にはロシアのアクラ級攻撃型潜水艦がオハイオ級戦略ミサイル原潜を長時間にわたって追跡し、大きな問題になりました。
核ミサイルを積んだ戦略原潜は大きくて動きも鈍い。もし原潜だけにして敵の攻撃型潜水艦に見つかって沈められたら、それだけで核戦力を失ってしまいます。

じゃあB2だけならどうか。B2はレーダ探知が困難なステルス機ですので、飛んでいるB2を原潜のように見つけ出して破壊するのは困難です。
しかしB2と言えど24時間飛んでいられるわけではない。普段は基地に駐機していますので、だったらそこを叩けばいい。爆撃機の弱点は基地に駐機しているときに叩かれたら、まったく無力だということです。

なのでアメリカでは核戦力の三本柱と言われる…
・ICBM大陸間弾道ミサイル
・戦略核ミサイル原潜
・B2のような戦略爆撃機
…の三つを持っているのです。三つあればどれかを攻撃で封じられても残りの二つで反撃することができる。

敵にしてみれば核攻撃の手段が三つもあるとすべてを封じることは不可能。どんな攻撃をしてもアメリカの核を封じることはできない。必ず核で報復されるという恐怖を与えることができます。

それが「アメリカ相手に核戦争はやめよう」という抑止力となるのです。

dor********さん

2017/5/2923:38:16

両方、「攻撃型軍隊」の象徴とも言える兵器だと思います。
攻撃される可能性が低く、探知が難しいのがSLBMです。
そして、大規模爆撃を行えるのは、B2の方です。
(正直運用は難しいです。。。)

両方、「攻撃型軍隊」の象徴とも言える兵器だと思います。
攻撃される可能性が低く、探知が難しいのがSLBMです。...

scu********さん

2017/5/2823:07:17

簡単にいえば「指し手にはオプションをもたせるべき」だから。

将棋でも「相手の次の手がバレバレ」ならば、読みあいに負けます。軍事も同じで、次は原潜かな、戦爆かな、ミサイルかなと思わせていれば相手の行動を縛れます。

戦略爆撃機しかもっていないと敵国に知られてしまえば、敵国は防空ミサイルだけに力を入れていればいいのでとても効果的な防御網をしけます。

しかし、戦略原潜、ICBMも持っているとなれば、敵国は対潜哨戒もミサイル防衛も考えなくてはいけなくなり、どれも「手薄」にすることが可能になるわけです。

せっかくアメリカには潤沢な軍事予算(北朝鮮に比べれば)があるのですから、それを使わないのは「愚の骨頂」でしょう。

とれる手を打たないで敵に裏を掻かれるなんて、「阿呆の極み」です。

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