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古代ギリシア哲学において誕生したイデア論は英語ではアイディアともドイツ語では...

札幌の晩秋の田園への憧憬。さん

2017/5/3115:20:02

古代ギリシア哲学において誕生したイデア論は英語ではアイディアともドイツ語ではイデーとも、その語源となっているほどですが、どのような歴史的経緯を西洋精神史に刻んでいるのでしょうか。

またプラトンの国家編にある、洞窟の比喩は、イデア界を暗示しているのでしょうか。お詳しい方、ご教師下されば幸いです。

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tok********さん

2017/5/3117:13:32

「イデア」というのは、古代ギリシャのプラトンのアイデア(笑)ですが、そのプラトンがシチリア島のディオニソス一世のところに亡命している時に、当時南イタリアのクロトンにあったピタゴラス教団の「数こそ世界の根源である」という数学思想に接し、思いついたと言われますから、「イデア」と言ったら、数学のことです。
そしてプラトンがシチリアからエジプト・パレスティナに旅行して当時パレスティナのユダヤ教の一神教を知ったことから、「イデア」を思いついたとも言われますから、「イデア」と言ったら、一神教の神のことです。

このプラトンの思想は、その後、ヘレニズム期の新・プラトン主義のプロチノスに受け継がれ、「一者」からの「発出」としての「イデア」と言われ、世界を神が創造したと言うユダヤ・キリスト教の教義に受け継がれ、さらにルネサンス期の「プラトン学園」を作ったフィッチーノに受け継がれ、それがガリレオに受け継がれ、数学的自然科学を創始するのに役立ちました。

こうしてプラトンの「イデア論」は中世キリスト教に受け継がれ、また、現代の数学的自然科学に受け継がれました。

プラトンが「国家」で述べている「洞窟の比喩」は彼の真理論の説明であるとともに、彼の政治論を述べたものでもあります。
一般の人々が洞窟にあって壁に映った映像を真実と思って見ているが、その光源は洞窟の上から差している光にあり、彼はそれこそが真理だと言いましたが、真理はプラトンのような貴族にしてエリートが知るものであって、一般の人々が知るものではない、ということ。
そして政治に関しても、自分のような貴族にしてエリートである哲人王により、僭主制(独裁制)によるべきだということを主張したものです。

質問した人からのコメント

2017/6/2 16:08:47

イデア論がキリスト教にも影響を与えているのですね。イデアとは唯一絶対なもので洞窟の比喩にも光としての真理に目されていると知りました。ご回答ありがとうございました。

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