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白くの基本形、近うの基本形、音便系ってなんでしょうか、、。

dia********さん

2017/6/2515:27:29

白くの基本形、近うの基本形、音便系ってなんでしょうか、、。

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2017/6/2613:04:33

白くの基本形=「白し」
近うの基本形=「近し」
音便系=「音便した形」のこと。(「音便形」の誤変換でしょう。)


「白く」は、「形容詞」です。
現代語の形容詞の「基本形=言いきりの形」は、「~い」ですが、
古語の形容詞の「基本形=言いきりの形」は、「~し」です。
したがって、「白く」の「基本形」は、「白し」です。
「白く」は、「白し」という基本形をもつク活用の形容詞を、「連用形」に活用した形です。

形容詞「白し」活用表
語幹=白
未=(く)/から
用=く/かり
止=し
体=き/かる
已=けれ
命=かれ

連用形のところに、「く」があるね、
これが、君の言っている「白く」のことです。


「近う」も、「形容詞」です。
したがって、「近し」の「基本形」は、「近し」です。
「近う」は、「近し」という基本形をもつク活用の形容詞を、
「連用形」に活用し、さらに「ウ音便(うおんびん)」にした形(音便形(おんびんけい))です。

形容詞「近し」活用表
語幹=近
未=(く)/から
用=く/かり
止=し
体=き/かる
已=けれ
命=かれ

連用形のところに、「く」があるね、
これが、君の言っている「近う」の、「元の形」です。
形容詞の活用表の中に、「う」はないでしょう?
これは、「近く」という「連用形」を、
言いやすいように、音変化させた形なのです。
この「音変化」のことを、「音便(おんびん)」と言うのです。

殿様が腰元に、「もそっと近う寄れ。」と言っている場面が、時代劇なんかによく出てくるね。
「ちかく」というのを、「発音を省略」して言うと、
「ちこう」と伸びたような言い方になるのです。
歴史的仮名遣いでは、「ちかう」と書きますが、発音の仕方は、「ちこう」です。

君の見ている参考書(?)は、この「近う」のことを、
「「近し」という基本形をもつ形容詞の連用形「近く」の「ウ音便した形=音便形」ですよ」
と説明してあるのでしょう。

君が毎朝言っている「おはよう」だって、お礼のときに言う「ありがとう」だって、
「ウ音便」なんだよ。
「お早「く」ございます」というのを、
「おはよ「う」(ございます)」と伸ばして、後半を省略した挨拶語なの。
「ありがた「く」存じます、ございます」というのを、
「ありがと「う」(存じます、ございます)」と伸ばして、後半を省略したのです。
「く」より「う」のほうが「言いやすい」から、
このような語形が、現代語には主に使われるようになったんだね。

「音便」には、
イ音便(いおんびん)=「い」に変わる
ウ音便=(うおんびん)「う」に変わる
促音便(そくおんびん)=「つ」に変わる
撥音便(はつおんびん)=「ん」に変わる
の四種類があります。

「いと暗い夜(更級日記)」
「暗き(夜)」という連体形が「イ音便」しています。

「山の端いと近うなりたるに(枕草子)」
「近く(なりたるに)」という連用形が「ウ音便」しています。

「扇も射よげにぞなつたりける(平家物語)」
「なり(たりける)」という連用形が「促音便」しています。
歴史的仮名遣いでは、「つ」と大文字で書きますが、
発音の仕方は、「なっ(たりける)」です。

「をめき叫んで攻め戦ふ(平家物語)」
「叫び(て)」という連用形が「撥音便」して、
さらに「て」が連濁を起こして濁音化し、「で」になっています。


第一回答者watch1967manの回答に「間違い」があるので、
質問者さん及び一般閲覧者の誤認を防ぐため、訂正します。

「基本形」というのは、「活用語の「言いきりの形」」のことです。
動詞なら、「ウ段で言いきる」形、ラ変のみ「「り」で言いきる形」のこと。
形容詞なら、「「し」または「じ」で言いきる形」のこと。
形容動詞なら、「なり」または「たり」で言いきる形」のこと。
語が文中に用いられて、六形の「活用形」に活用(語形、語尾変化)される「前」の形のことです。

「未然形、連用形、終止形、連体形、已然形、命令形」
という「活用形」六形の中では、
「終止形」が、「基本形」と「語形が一致」しています。
「基本形=言いきりの形」と「終止形」は、
「語形」は一致していますが、概念の全然違う文法用語です。
混同してはいけません。

「終止形」とは、あくまでも、「活用形六系のうちの一つの名称」であり、
「基本形」と同形ではありますが、
「基本形=終止形」と置き換えることはできません。
「やうやう白くなりゆく」の、
「白く」の「基本形」を答えよ、と問われて、
「終止形」と「同じ形」だよね、と考えて「白し」と答えるのは正解ですが、
「雨など降るもをかし。」の、
「をかし」の「活用形」を答えよ、と問われて、
「終止形」と「基本形」は「同じ意味」なんだから「基本形」と答えてもいいよね、と考えるのは「間違い」です。
「同じ意味」ではないのです。

また、 「辞書を引く時に調べる形=基本形」という定義(?)も間違っています。
辞書によっては、「連用形」を見出し語に上げているものもあるし、
多くの辞書は、形容動詞を「語幹」で見出し語に上げ、
「ナリ形動」などと小書きにしてあります。
「なほざりなり」を引くとき、「なほざりなり」で引いても出てこない辞書もあります。
「なほざり」で引くと、

「なほざり【等閑】〔形動ナリ〕①格別意にも留めないさまをいう。・・・」

と見出し語が出てきます。
電子辞書、ネットで閲覧できる辞書には、基本形「なほざりなり」を見出し語としている辞書も多いようです。

  • 2017/6/2614:50:44

    誤記訂正。

    (×)「終止形」とは、あくまでも、「活用形六系のうちの一つの名称」であり、
    (○)「終止形」とは、あくまでも、「活用形六形のうちの一つの名称」であり、

    すみません。

    概念の違う文法用語を「=」でつないで教えるから、
    後々問題が生じてくるのです。
    初めから正しい文言で、

    「基本形」とは「言いきりの形」のこと

    と教えてやるだけ。なんの苦労も要りません。

    「基本形=終止形のこと」などと、
    間違った文言で教えるから、
    後になって、しなくてもいい説明を延々する羽目になるのです。

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Watch-manさん

2017/6/2609:27:43

基本形というのは活用語の終止形のことで、辞書を引く時に調べる形です。

「白く」「近う」は形容詞ですので、それぞれ終止形の「~し」を答えなさいということです。

音便系という言葉は聞いたことがありませんが、簡単に音便について説明しますね。音便というのは、言葉が発音しやすいように変化することで、次の四つがあります。

イ音便(「い」になる音便。例:深き淵→深い淵)
ウ音便(「う」になる音便。例:おもしろく咲く→おもしろう咲く)
促音便(「っ」となる音便。例:登りて→登つて(ノボッテ))
撥音便(「ん」となる音便。例:死にたり→死んだり)

「近う」の場合、「近く」が「近う」となっているのでウ音便ということになります。

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