ID非公開
ID非公開さん
2017/8/17 23:17
1回答
家族が10年前ほどにベーチェット病で失明しました。 網膜系の病気で失明した方は海外の治療法でマイクロチップを埋め込めば白黒ですが見えるようになるという記事を見つけました。 ベーチェット病の失明は神経系なので
家族が10年前ほどにベーチェット病で失明しました。 網膜系の病気で失明した方は海外の治療法でマイクロチップを埋め込めば白黒ですが見えるようになるという記事を見つけました。 ベーチェット病の失明は神経系なので すがマイクロチップなどはベーチェット病で失明した目にも効果あるのでしょうか? よろしくお願いします。
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ベストアンサー
友人が網膜色素変性症なんで、素人ながら、関連文献を読み漁っています。 ベーチェット病については知らないので、一般的人工視覚についてお話しします。 先ず、”人工視覚” で、検索すれば、様々な情報があります。なるべく、大学など精度の高いサイトをご覧になるとよいです。まとめ記事や週刊誌的記事は要注意。 下記が、図解入りでわかりやすかと思います。 人工視覚デバイス - J-Stage https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsao/42/1/42_70/_pdf 岡山大学 http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id292.html 人工視覚及び人工網膜シートと再生医療は、大まかにいって次のようなものです。 ① 理研中心の iPS 細胞。 来年治験の予定。網膜の視細胞以外、即ち、双極細胞~神経節~大脳視覚野に至る神経系が生きている必要があります。 ② 岡山大学 網膜色素シート(人工網膜OUReP) 近く治験を始めたいという話が出ていたが、最近の情報は調べていません。 安価で、解像度が良い(理論上は、残存視細胞の分だけ光を感じられる筈)のが大きな特徴。 網膜の神経細胞を、人工色素シートで電気刺激するので、神経細胞が機能しないと効果がありません。 又、手術も、広く行われている硝子体手術の術式と似ているので、執刀できる医師が一番多そうな方式です。 ③ CCDカメラの像を、網膜に埋め込んだ電極で刺激する方式。 各国で様々な実験的治療が行われています。米国の方式は、60画素程度らしいです。これも、網膜の神経細胞が機能する必要があるのと、電極の間隔が大きく、画素数も少ないため、解像度が悪いです。しかも、電極の位置と大脳で視覚として感じられる位置の関係が単純でないので、訓練しないと使えないらしいです。 電極を入れる位置や、術式などいくつもの方式があります。 ④ CCDカメラの像を、開頭手術で、大脳の視覚野皮質に電極を直接埋め込んで電気刺激する方式。 網膜以降の神経が死んでいても使えますが、手術の侵襲が大きく、危険も伴います。 現在は、主流の研究ではないみたいですが、詳細は知りません。 (まとめ) ベーチェット病を診察して頂いた、眼科の先生とご相談されると良いと思いますが、治験、又は、実験的治療であり、現時点では、誰でも受けられる治療ではなく、リスクも高いです。 米国方式(Argus2・FDA承認済)は、費用を出せれば手術を受けられるとも聞きましたが、詳細は知りません。 岡山大学方式は、学内に網膜シートの生産設備まで作って開発を進めていますので、治験結果と、今後の進展を大いに期待したいと思っています。
質問者からのお礼コメント
詳しくありがとうございます!! これらを見てもっと勉強しようと思います!!! 本当にありがとうございます!
お礼日時:2017/8/18 21:10