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スコットランドは独立志向が強いのにもう一つのイギリスの中の別の国?ウェールズ...

yn2********さん

2017/12/400:19:15

スコットランドは独立志向が強いのにもう一つのイギリスの中の別の国?ウェールズには独立の噂もないのは何の産業もない田舎で独立してもやっていけないからか昔からイングランドに支配同化され

てウェールズ人がほとんどいなくなったからですか?

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cel********さん

2017/12/412:13:13

まず、コトバンク(↓)で「民族」を引いて頂けるとわかりますが、民族とは「我々○○人というアイデンティティを共有する集団」を言います。
https://kotobank.jp/

そういう「自分は○○人である」というアイデンティティは、センサス(国勢調査)の対象になっています。2011年のセンサスの「National Identity」(直訳すれば民族意識)の調査結果のExcelファイルが↓で見られます。
http://www.ons.gov.uk/ons/rel/census/2011-census/key-statistics-for...

ウェールズでのNational Identityの主要なものを挙げると、Welsh Onlyが57.5%、British Onlyが16.9%、English Onlyが11.2%、Welsh and British Onlyが7.1%、となっています。人間の移動に特に制限がある訳ではないので、イングランドから引っ越してくる人はいるし、両親がイングランド人とウェールズ人の場合は、そのどちらのアイデンティティも引き継がずBritishというアイデンティティになる事も考えられ、更には英国外からの移民の子孫や元々の英国人との“混血”の場合もBritishというアイデンティティになる事は当然にして考えられる事ではありますが、それでも「自分はウェールズ人であり、他の○○人ではない」と考える人の割合が6割弱、という事です。
ちなみに、スコットランドの2011年のセンサスでは、Scottish Onlyが62.4%、Scottish and British Onlyが18.3%、British Onlyが8.4%、English Onlyが2.3%となっています。スコットランドとウェールズを比べると、Britishというアイデンティティとスコットランド人orウェールズ人というアイデンティティの両方を持っている人の割合まで含めると、スコットランドでのスコットランド人意識の方が、ウェールズでのウェールズ人意識よりも、より広く共有されている、とは言えるでしょう。
が、いずれにせよ、「ウェールズ人がほとんどいなくなった」と言える様な状況ではないです。

ウェールズにも、「将来の独立」を目標として掲げる政党Plaid Cymru(プライドカムリ)はあり、ウェールズ議会選挙の得票率では、2000年代では概ね2割程度で、議会では第二党の地位を争うぐらいの勢力です。スコットランドではSNP(スコットランド国民党)が政権政党になっているのと比べるとかなり違いますね。

権限はかなり違いがありますが、スコットランドとウェールズに独自議会が出来たのは1999年の事で、住民投票で賛成多数だったからですが、その際もスコットランドは4:1で賛成多数だったのに対し、ウェールズでは50.3%対49.7%と僅差でした。

つまり、ウェールズでは自分達はウェールズ人と考える人が多数派である(つまり“同化”はしていない)にも関わらず、独立どころか分権にすら、スコットランドのような強い要望がない、って事です。

スコットランド人に、イングランド人は好きか嫌いか、と聞いたら、(どちらかというと、も含めて)嫌いという回答が多いだろう、というのは、一般的に考えられている事です。
↓は1999年の世論調査なのでかなり古いですが、スコットランドの大衆紙が行ったスコットランドでの調査で、「Many people in Scotland are anti-English」(スコットランド人の多くは反イングランド人)に同意するか、という問いに対し66%の人が「同意する」と答えた事を報じたBBCのニュースです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/379935.stm

つまり、スコットランド人自身が自分達の中に「反イングランド人感情」がある事を認めている訳ですが、ウェールズについてはそういう話を聞いた事がありません。(勿論、ごくごく“個別の事件”があった事まで否定する訳ではありませんが…)

という訳で、自分達をウェールズ人と思いながらも、スコットランドとの比較では、独立どころか分権にも相対的には熱心ではない、というのは、「現状にそれほど強い不満が無い」というように解釈するしかない、と思いますね。人口ベースではイングランドがU.K.全体で8割強を占めており、経済的にはイングランドの市場に大きく依存している事はスコットランドもウェールズも違いはありません。

ところで、スコットランドの場合は、イングランドとの「合同」の際に固有の法制度や教育などの面での独自性が維持される事が条件でしたので、独自(地方)議会と独自(地方)政府が出来る前から、例えば法的成人年齢がイングランドと違う、とか、カリキュラムとか受験制度が違う、とかいった、制度的に「違う“国”」意識の元になる事はありました。が、ウェールズはヘンリー8世の時代に「併合」される形をとった為、そういう「制度的」な違いが(少なくとも私の知る限りは)、地方議会&政府の設置まではありませんでした。

にもかかわらず、なぜ「ウェールズ人」という意識が消えていないのか…
Gwyn A. Williamsというウェールズ人の歴史学者が「When Was Wales?」というタイトルの本を書いて、ウェールズ人意識がどのように形成されてきたか、という観点からウェールズの通史を記述していますが、どっちかというと「それはこれからも維持されて行くだろうか…」ってな感じのニュアンスで終わっていた、と記憶しています。(何せ読んだのが10年以上前なので、ちゃんと覚えていません…)

…という訳で、「どうしてウェールズ人は今でもウェールズ人と思っているのか?」というのは、私にとっても謎と言えば謎ではあります。

ただ、宗教については、公式には20世紀初頭までイングランド国教会がいわば「公的宗派」であったのは事実ですが、19世紀初頭以降、非イングランド国教会のプロテスタント(メソジストなど)が急速に増え優勢になったので、「キリスト教の信仰の面ではイングランドとウェールズは違う」というのが一般的な認識です。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

2017/12/400:20:39

イングランド人と信仰する宗教が同じだからだと思う

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