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土佐日記の門出で、最後に「本来魚が腐らないはずなのに、ふざけ合った」とあります...

chi********さん

2018/2/2820:40:43

土佐日記の門出で、最後に「本来魚が腐らないはずなのに、ふざけ合った」とありますが、なぜ急に魚が出てきて、誰と誰がふざけ合ったのか教えてください。

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カテゴリマスター

2018/2/2821:34:00

>なぜ急に魚が出てきて、

洒落を言うために引っ張り出してきただけです。


>誰と誰がふざけ合ったのか教えてください。

酔っ払い同士がふざけあったのです。


「あざる」という語彙が、現代日本語の中にないから
(もしかしたら、一部の方言に残っているかも)、
訳す人も、そういうふうにしか訳しようがないのだろうが、
言うまでもなくわかりにくいよね。

「あざる」というのは、
「戯る、狂る」と書いて「ふざける」の意味、
「鯘る、鮾る」と書いて「腐る」の意味、
という「同訓異字」なのね。

読み方は同じでも意味の違う言葉というのは、たくさんあるでしょう?
玄関に「蛙」の置物を飾って、
「無事カエル(蛙・帰る)」なんてしゃれてみたりね。
そういう「しゃれ」が、「掛詞」の根っこだよ。

質問の文例の掛詞は、現代語にはない語彙を使っているから、
なかなか単純には訳せない。
「海水の塩が効いているから「あざれ」るはずぁない、ってぇこの海辺で、
こいつらときたら「あざれ」まくってやがる、
ハ、こりゃまったく愉快だねw」
と、「あざる」そのままを使った方が、
まだしも「しゃれ」だということだけでも伝わるが、
「あざる」が何を意味するのか、現代人にはわからないので、
どうかして「訳」さないといけないんだけど、
訳してしまうと今度は「しゃれ」だということがわからない、
という厄介な代物なの。

「腐る」のほうの「あざる」は、
一応、「現代(?)」日本語としても、あることはある、みたい。
ラ行下一段活用「あざれる」は、辞書に載ってる。
俺は知らんかったけどねw
腐る、荒れ果てる、という意味。
「あざれた象の皮をかぶったような、傾斜の緩い砂山が(「漂泊」石川啄木)」
「千尺二千尺ぐらいのあざれた山脈から(「銀の匙」中勘助)」
用例が古いやねw「現代語」とは言えないかもね。


「塩が効いている」というのは、「潮海のほとり」と言っているから、
「海水に含まれている塩分」のことを言っているのだということはわかるよね。
「塩」が天然の保存料だということはわかる?
漬物とか、梅干しとか、塩漬けにしている食品は、長期保存がきくでしょう?
おむすびをつくるとき、手に塩をすりこんでからご飯をにぎるのも、腐敗を防ぐためだよね。
「食べ物が腐らないこと」とは、
「あざる」の「鯘る、鮾る=腐る」の意味のほうで、
海水の塩分が効いていて、食べ物などが「あざれる(=腐る)」はずがない、
と言っているのね。


「人々がふざけること」とは、
「あざる」の「戯る、狂る=ふざける」の意味のほうで、
酒宴で酔っぱらったオッサンたちが、身分の上下も忘れて、
海辺でバカなことばかりして「あざれ(=ふざけ)合っている、
と言っているのね。


海辺は、砂浜も、潮風も、塩分を含んでいるから、
天然の保存料がしみ込んでいて、ものが「あざれる(腐る)」はずがない。
それなのに、この酔っ払いどもときたら、大酒飲んで、身分の上下も忘れて、
「あざれ(ふざけ)」まわっている、この食い違いがおもしろいね、
という意味なんだよ。

質問した人からのコメント

2018/2/28 23:24:28

ありがとうございます
分かりました!

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