暑い時期になると、高校野球を ・ドームでやれ ・ナイターでやれ ・夏じゃなく...

当事者だからこそ「分かること」「知り得る事実」があります。

高校野球部において、熱中症の発症率は１年生部員の割合が極めて高いのです。
１年生分の発症率は「夏休みを越してきた２・３年生部員の８倍ほど」にもなります。
つまり、夏の練習で体力がつき、気温順応も出来れば「熱中症は防げるようになる」ってことです。

私は、中学女子ソフト部や野球部の指導に携わってきましたが、中学の運動部でも「夏休みの練習を経験する前と後」では、１年生部員の体力が大きく異なるのは同じです。
暑さに体が順応し、基礎体力も上がってくると、熱中症の発症率はグンと下がるのです。 もちろん、それだけでなく、効果的な水分補給の仕方や休息の取り方など、個人個人で出来る対策を覚えることも要因にあげられます。


当事者は「それが分かっている」からこそ弱音を吐かないのでしょう。
また、「夏がキツイのは、野球部に限ったことではない」ということも知っているはずです。
土や芝より、はるかに熱くなるアスファルトやサーフェスの上で行う陸上競技や、直射日光は当たらないけど、蒸し暑い体育館や武道場で行う、バスケやバレー・剣道や柔道も、同等かそれ以上にキツイことを、同級生などから聞いて知っているのです。

事実、熱中症での死亡事故の１万人あたりの発生率は、野球部よりも柔道・剣道・ラグビー・レスリング部員の方が、「はるかに高い」のです。
バスケット・バレー・ハンドボール・バトミントンなどの体育館をメインに行う部でも、部活中の熱中症発症率は野球部と大差はありません。
また、他の部活でも「１年生の発症率が、２・３年生と比べて極めて高い」のは変わりありません。

野球部だけが特別じゃない、それを分かってるから、分かっていない外野のような声は出てこないんでしょう。

外野のほうが暑さに慣れていなくて暑いからでしょう。

やっと客観的質問が出てほっとしています。

そもそも、熱中症イコール高校野球変えろ。
かなり偏った考え方で、
その人の経験や思考、環境に同情したくなる。
自己中心的な思考しかできない、
また、その自覚もないし、説明しても無駄。

高校野球指導者は、
夏の過酷な状況で試合することを十分考慮し、
熱中症にならないような練習、注意を怠らない。
そもそも、選手より危険な、
中年の審判が全員倒れたこともない。
低いレベルの心配意見はやめていただきたい。

選手は厳しい練習を通して、
熱中症にならないように十分配慮しているのですよ。
回の度に、十分水分補給をしている姿は、
流石、アスリートと思わせます。

逆に、予選で熱中症になるようなら、
普段の練習メニューや健康面の意識の低さを疑いますよ。
スポーツをする人として、
自己管理能力が非常に低すぎるということです。

高校生になれば、その程度の事は十分承知、
翌年はプロのマウンドに立つ人もいるのです。
しかし、予期せぬことがある。
ただ、足がつったりすることも想定内。
日々の練習を通しての経験値が、
心の余裕にもなっているのです。

故に選手がレベルの低い廃止意見など言うはずないのですよ。
それはビジネスでも同じ。
条件を指摘するのではなく、
限られた状況で、どうすれば最大の利益を確保できるか、
自分の質問で、能力を見抜かれていることも理解できない。
相手にしないことです。