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ゲルマン人の一派アングロサクソン人の王国はエグバートによる統一で滅亡したんで...

xrw********さん

2018/7/2718:41:27

ゲルマン人の一派アングロサクソン人の王国はエグバートによる統一で滅亡したんですが、そのエグバートは何人の人なんですか?

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cel********さん

2018/7/2721:30:22

エグバート(Egbert)について、英国の百科事典であるブリタニカのオンライン版にはなんて書いてあるか、というと…
(↓)

https://www.britannica.com/biography/Egbert


『Egbert, also spelled Ecgberht, or Ecgbryht, (died 839), king of the West Saxons from 802 to 839, who formed around Wessex a kingdom so powerful that it eventually achieved the political unification of England (mid-10th century).』

エグバートは、9世紀前半のウェストサクソン人の王で、"最終的に10世紀の半ばにイングランドの政治的統一を勝ち取ることになる強力な王国をウェセックスの周囲に形成した”とあります。

次に、infopleaseで見られる米国の百科事典であるコロンビア百科事典のオンライン版を見てみます。
(↓)

https://www.infoplease.com/encyclopedia/people/history/british-and-...

そこから引用します。

『Egbert, d. 839, king of Wessex (802–39). (中略)He sent his son Æthelwulf and an army to Kent, which was then made a dependency of Wessex. East Anglia sought Egbert's protection and revolted against Mercia. (中略)Mercia submitted (828?) to Egbert. He then (829?) secured the nominal submission of Northumbria without a battle. Later historians called him the first king of England, an anachronistic title, for there was no conception of a kingdom of England in his day. The extent of his power varied from kingdom to kingdom and from year to year.  (以下略)』

・エグバートは802年から839年にかけてのウェセックス王。
・息子と軍をケントに送り、ウェセックスに従属させた。
・イーストアングリアはエグバートの保護を求め、マーシアに反抗した。
・マーシアは828年(?)にエグバートに屈服した。
829年(?)にノーサンブリアを戦闘もなく「名目上」服従させた。
・後の歴史家が彼を「イングランドの最初の王」と呼んだのは、時代錯誤的な呼び方である(その当時にイングランド王国などという概念はなかったから)
・彼の権力の程度は、王国毎、年毎に異なった。

ってな内容です。


つまり、

エグバートはウェストサクソン人の王=ウェセックス王です。つまり、俗に言うアングロ・サクソンの一派の王です。

9世紀前半に王だったエグバートは、10世紀半ばのイングランドの統一よりもずっと前の王、つまりイングランドを統一した王とはされていません。(ブリタニカ)

イーストアングリアとかノーザンブリアとか言った、俗に言う七王国は滅びていません。(コロンビア百科事典)

エグバートがイングランドを統一したかの様な『イングランド最初の王』と言う呼び方は(現在の歴史学からすれば)時代錯誤的です。(コロンビア百科事典)

……とは言いながらも、もし学校の授業でエグバートがイングランドを統一した、とか教わった(あるいは教科書・参考書にそう書いてある)なら、それを優先して下さい。日本の教科書の記述ってかなり保守的なんで、『今時そんな主張をしている歴史学者なんてまずいないのですが…』ってな事も書いてあるんで…
が、そう書いてあるなら、そう覚えないと定期試験や入試で×を食らうかも知れないので…(入試でもそんな問題を出す大学は、かなり“どうか”とは思うが…)

ただ、エグバートが、いわゆるアングロ・サクソンの一派の王であり、統一した、と仕方なく覚えるにしろ、(これまた今時あまりその呼び方はしないんだが…)七王国を滅ぼしたのではありません。



もし、学校の授業とは関係ない話なら、今時『エグバートがイングランドを統一した』などと書いている本は読まない方が良いです。

  • cel********さん

    2018/7/2809:37:12

    念の為ですが、仮に今の教科書にエグバートがイングランドを統一した、と書いてあっても、そうした昔の説でも、『アングロサクソン人の王国はエグバートによる統一で滅亡した』って事にはなっていませんでしたよ。

    ウェセックス以外の王国(例えばノーサンブリア)が存続したのが記録上明らかなのに、滅亡した事にしてしまう学者はさすがにいません。

    昔の説と今の説(と言っても少なくとも三十年前は既にそうだったと思うが)の違いは、『ウェセックスが他の国を服属させた』の実態の理解の違いです。

    もし『アングロサクソン人の王国はエグバートによる統一で滅亡した』とか言う説明をどこかで聞かれたのなら、ほぼ間違いなく『統一したなら、他の国は滅亡したんだろ』って勝手に思い込んだだけ、と思います。まぁ、ネットなんかでは珍しくないパターンとは思います。

    ですので、エグバートが統一した、と覚えるにしても“他の国が滅亡した”とは覚えちゃマズいです。

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