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【弁の内侍日記】

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ID非公開さん

2018/9/419:31:46

【弁の内侍日記】

次の文の大まかな訳を教えてください。またこの文を読む上で知っておかなければならない古文常識などがあれば教えて欲しいです。よろしくお願いします。

二月一日、夜ふくるほど台盤所より参りて、鬼の間の布障子かけむと思ひしかども、灯火のかげもかすかにて常よりはいかにやらむおぼえて、朝餉より常の御所へ参りたれば、宮内卿の典侍殿、兵衛の督殿、勾当の内侍殿など候はせ給ふ。御所もいまだ御夜にもならせおはしまさず、御手習ひなどありて、「おもしろく思はむ詩、書きて参らせよ」と仰せごとあれば、「蒹葭洲裏孤舟夢」と書きて、そばに弁の内侍、
身ひとつのうれへや波に沈むらむ芦のかりねの夢もはかなし
など書きて、「秋の詩はいづれもおもしろくてこそ」と、さまざま申すほど、御番に公忠の中将候ふが、まことに騒ぎたるけしきにて、「せうしの候ふ、皇后宮の御かたに火の」といふ。あさましともおろかなり。あまりうつつともなくて、柳の薄衣、裏山吹の唐衣着たりしを脱ぎて、袴ばかりにて局へすべりて荒らかに叩きて、急ぎ竿なる梅襲の衣にえび染めの唐衣重ねて参りたれば、勾当の内侍殿やがて夜の御殿へ入りて剣璽とり出だしまゐらす。油の小路の方へ行く。御所も二位殿抱きまゐらせて。
☆少将の内侍は大原野の使ひに立ちて心地わびしくて、局に臥したりけるが、荒く叩く音に驚きて、火と聞きて急ぎ御所へ参りたりければ、人もおはしまさず、けぶりは満ちたり。いづかたへ行幸もなりつらむと、あさましくて、迷ひありくほどに、夜の御殿の一間に「やや」といふ人あり。化け物にやと恐ろしながら行きて見れば、何やらむの、み御衣に薄御衣重ねて、さしもの騒ぎの中にも、さまよくもて隠して、御髪のかかり、御額の髪、御たけまでかかりたり。宣旨殿御太刀持ちて、「これは、いづくへか具しまゐらすべき、按察の三位殿に申せ」と仰せらるれども、「いづくとも、これも知り候はぬ」とて、油の小路面の妻戸の方へ出でたれば、ひしと人々おはします。
一番に権大納言殿の車参りたるに、御所、皇后宮、冷泉の大納言殿の肩を踏まへて召し移るべきよし侍りけれども、なにとなきさまに、やすやすとぞ召し移りける。権大納言、万里の小路、冷泉の大納言など、そのまぎれにもゆゆしげに急めきあはれけるに、中納言の典侍殿よく御介錯して、下簾にてとかくまぎらはしてぞ、御輿には召しける。夜目にも御ことがらただの人には見えさせ給はざりしとぞ、のちに語り給ひし。

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lie********さん

2018/9/419:57:16

この部分については過去に詳しく解説したことがありますので、ご参照ください。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q121169291...

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