ここから本文です

イチローの引退会見で、 イチロー選手が、「メジャーリーグは頭を使わない野球に...

tor********さん

2019/3/2201:50:19

イチローの引退会見で、
イチロー選手が、「メジャーリーグは頭を使わない野球になってきている。せめて、日本球界は、頭を使う野球であって欲しい。」とおっしゃってましたが、どういう意味な

のでしょうか?具体的に教えて頂きたいです…

閲覧数:
718
回答数:
7
お礼:
100枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

プロフィール画像

カテゴリマスター

dum********さん

2019/3/2321:04:05

質問文にあるイチローのコメントを自分なりに翻訳するとこうなる。
>日本球界は、頭を使う野球であって欲しい。
→日本球界では、アナリストによるデータ偏重の野球をやって欲しくない。

以下、それを詳しく解説したい。


まず、イチローがメジャーデビューした頃、オークランドのビリー・ビーンがマネーボールで成功している。映画にもなったので知っているかもしれないな。
出塁率重視、盗塁の否定、犠牲バントの否定。表面的な現象は皆さん知っているわけだが、肝心なことが分かっていない人が多い。統計的な確率重視の野球だということだ。

単純化して例えればこうなる。
野球とは、シングルヒットがの目が15個、ダブルが5個、トリプルとHRで4個、四球が9個、アウトが67個ある正100面体のサイコロを振るようなもの。同じことを繰り返せば統計的にサイコロの目の数に確率は収束する。そしてアウトの目が3つ出る前に他の目で進んだ塁が合計4つになれば1点というボードゲームが野球というスポーツだ。
67個のアウトの目が出るリスクを冒せば、残りの33個の目が出て出塁となりサイコロを際限なく振ることができる。また平均して0.4個の塁を進むことができる。従ってアウトにならないことが最も重要。67よりアウトの目が少ないサイコロ、つまり出塁率が高い選手を集めることで得点の期待値が上昇し、同じことを繰り返すことが肝心。
27%の確率でアウトになるのに成功しても塁を1つ進むだけの盗塁というサイコロは非効率。まぁ、こんなところだ。

キーポイントは、
>同じことを繰り返すことが肝心。
ここだな。

アウトの目が少ない選手を集める作業はGMを始めとしたフロントオフィスのお仕事だ。選手はそれを信頼して同じバッティングを繰り返しなさいということになり、個人単位での創意工夫の否定にもなる。
これが気に入らないというわけだ。
個人単位なら頭を使わないという表現もあながち的外れではないな。


ここまでは多くの人が語っている内容で、あまり変わり映えはしない。
だが、ほとんどの人が分かっていないことがある。
イチローがこれに否定的なのは、自分自身とって不利な環境だからなんだよ。野球のあるべき理想像を語っているふりをして、実は個人的な利害を述べているに過ぎないということだ。

ビーンのマネーボール以降、従来あったセイバーメトリックスも発展を遂げている。
それによってイチローの虚像が暴かれ、イチローのヒッティングスタイルへの対策を取られた結果、キャリアの中盤ですでにスタッツも低下してきていたんだよ。
そして決定的だったのがスタットキャストによるプレイデータの測定だ。

ここでイチローのヒッティングスタイルを確認しておく。
http://factsanddetails.com/japan/cat21/sub141/item766.html
このサイトの「Ichiro's Batting Style」の項に詳しいが、イチローは5つのスイングを使い分けている。
うち、チョップで内野の前方を脅かし、パワーストロークで外野の後方にも打てることをチラつかせて内野と外野の間を広げ、フリップやシーカーでブルーパーやソフトラインドライブを打つことで内外野の間へ落すというのがイチローの戦略だ。スタンダードでラインドライブを打ち外野のギャップを割ることは少ない。スタンダードは読みが外れた際にファウルで逃げるためにそれを使うことが多い。

要約すれば飛距離のコントロールだ。
左右の打球方向をバッターはコントロールできない。打ってしまえば運任せで、ラインドライブで外野の定位置付近まで飛ばしてしまったなら、外野手の正面を突くとアウト、間へ飛べばダブルだ。だがヒット数至上主義のイチローはダブルの可能性を捨てて外野手の手前に落とすことでヒットにしているということだな。

これは足の速さを測定したスプリントスピードのランキングだ。
https://baseballsavant.mlb.com/sprint_speed_leaderboard?year=2015&p...
2015年時点でイチローは27.9 ft/secで167位。DHを含めた全選手の平均より少し足が速い程度だ。
こういった情報が詳細に分かるようになり、イチローに対して内野が必要以上に前に守らなくなり、長打力が落ちてきたこともあって内外野の間のヒットゾーンが狭まっていたんだよ。それがイチローの安打数が減少した原因の一つだ。

これは外野守備力を測定したOAAのランキングだ。
https://baseballsavant.mlb.com/outs_above_average?type=player&year=...
平均的な守備力でゼロになるんだが、2017時点ですでにマイナスに転じている。
この頃には、イチローが守備に就くとイチローを狙って打てと指示が出ていたそうだよ。

このようなデータ野球でイチローは相当に割を食っていたし、出塁率優先の編成をするチームからは敬遠されイチローは移籍先にも窮していたんだよな。

見方に依るだけで、データを駆使した野球は頭を使ったスマートな野球だ。
だがそれに恨みを感じていたイチローは「頭を使わない野球」と落とすコメントをしたんだろう。

個人的な利害でコメントをするとは小さい奴だ。

この回答は投票によってベストアンサーに選ばれました!

「イチロー 引退」の検索結果

検索結果をもっと見る

ベストアンサー以外の回答

1〜5件/6件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

jk3********さん

2019/3/2700:26:44

メジャーリーグの戦術は劇的に進化しました。

イチローが時代について行けなくなっただけです。

不適切な内容が含まれている可能性があるため、非表示になっています。

投稿内容に関する注意

gor********さん

2019/3/2612:11:59

イチローの言いたかったことは日本は頭も体もつかわないから、せめて頭でも使えとだと思う。でもバカばかりだから頭でデッドポールをとるくらいしかないだろうな。日本の野球も練習のやらない低レベルの選手ばかりだから逆に面白いのかな。

sar********さん

2019/3/2600:26:15

サッカーみたくヘディングでヒットを打てと言ってるのではないですか?

paz********さん

2019/3/2211:23:35

具体的には伝えづらいけど
ノムさんが似たような事をしょっちゅう言ってる気がします

メジャーの野球は特にシステマチックでマニュアルであふれています
アメリカンフットボールもそうですが合理化を徹底的に進めた結果でしょう

それに比べたら日本の野球はまだずいぶん選手に判断が任せられている部分が多い気がします
そういうことを言ってるんじゃないかな、と感じました

yna********さん

2019/3/2202:40:14

現在のMLBでは映画「マネーボール」で分かるように選手の能力や、監督の采配ではなく、セイバーメトリクスといった出塁率や、得点につながる確率をデータ化したモノを重視する傾向にあります。

それは「得点する確率を上げる戦術」をPCではじき出したモノであり、選手や監督が考える事ではなくなってきているのでしょうね。

イチローさんはそういう「マネーボール」のような野球ではなく、もっと人間臭い野球のほうが面白いと思っているのでしょう。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる