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零式艦上戦闘機について質問です。

dsa********さん

2019/7/1107:57:47

零式艦上戦闘機について質問です。

零戦の無線は酷すぎて搭乗員からも「無い方がマシ」と言われるレベルだと聞きますが、どれくらい酷かったのでしょうか?

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eb7********さん

2019/7/1111:48:25

そうですね。

当時の日本軍の常として、設計・試作段階で性能が十全に満たせていても、量産を始めると品質管理が雑となって形状だけ兵器の形を成していれば戦地へ出荷されるような状況でした。
まず、よくある誤解を指摘しておきますと、零戦投入時にはすでに普通に電話式での会話可能な無線機が主流で、電信による通信は複座機のようなモールスを扱える通信士の乗った機体が遠方の地上無線基地へ報告を入れる形態になっていました。
そして単に編隊内で相互の肉声通信が可能なだけでなく、数十キロ離れた地上の無線機でも編隊内で交わされる会話を聞いていたようです。空戦しながらパイロットがモールス信号を打つような事は無かったと思います。

さて、ではなぜ一部には「無い方がマシ」と言われるレベルに成っていたのかというと、まず機体製造時に金属製機体各部を金属金具で締結するボンディングが不十分だったことが想定されます。航空機におけるアンテナの送受信効率はアンテナ線からの電磁放射を安定化させるアース側の容量が必要で、通常は大地がその役目を果たすところを金属製の機体がアースとなっています。金属板同士を電気的に接続しないと、無線機の送受信効率が落ちてしまいます。量産機でこの事に留意されていたのか分かりません。

そして発動機のノイズを防止するために、キャパシタを正しく接続していたのか?という点も疑問です。点火プラグを駆動する回路は大きなノイズ源ですから、ノイズ源に並列でキャパシタを取り付けないとアンテナ線を通じて無線機に電磁障害を与えます。


まず製造時に品質不良があったのではないか? そして整備士が…特に南洋の前線基地の整備士が電波とは何か?を理解せずにキャパシタやボンディング処理をおろそかにしていたのではないか? という事が想定されます。
内地での防空部隊では、高度1万メートル近くまで登って機上から肉声通信を行うとおおよそ日本全域と通話ができたようですから、正しくメンテナンスされれば能力的にはかなり優れていたと言えそうです。

航空無線は無線機だけで成立してはいません。アンテナ線や機体、果てはエンジンのノイズ防止など機体全体に渡るシステムです。工場で働く人たちや戦地で保守整備に携わる兵たちがどれだけ無線を理解していたのか? 搭乗員が無線の不具合を口にした時、無線機だけを修理しようとしなかったか?

そういう教育や指導の不徹底という点で日本の航空無線は使えない事が多かったのではないかと想像します。

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iik********さん

2019/7/1202:16:50

既にいくつか出ていますが、「アース不良」が大変多かったみたいですね。

他にも理由があったのかもしれないのですが、よくわかっていません。

私以前、「日本無線」=旧海軍系の無線会社を訪問して、いろいろ聞いたことがあるんですが、ともかく「不良品」「故障品」として戻ってくる製品が、どう調べても壊れていないんですって。

それで「おかしいおかしい」と言っている間に終戦になってしまったそうです。

当時は、正直、部品精度も良くなかったので、そういう部分の心配もいくらでもあったので、「現場環境」というか、現場での対応が問題だってなかなかわからなかったみたいです。

ともかく「無線通信」というのは、大戦中に急速に広まった技術だったので、あの電波先進国だったイギリスでさえ、「マーケットガーデン作戦」で前線の司令部で「稼働無線機ゼロ」という事態を引き起こしているし、米軍の「ハンディ―トーキー」も当時は超高価な「新兵器」だったのに、「役に立たなかった兵器」の筆頭になっています。

日本では、ともかく「通信」関係は経験者不足で、一つの話としては「学徒出陣」で一部の「理系学生」が軍に流れ込んだ時期に、なぜか機能を発揮しだす「電子機器」が増えたために、「学士様の言うことは聞く電探機」などと言われたそうです。

「無線機」でも、動く部隊では「うるさいから小声で話せ」というほどだったそうですよ。

jis********さん

2019/7/1200:38:21

零戦の無線機は↓米軍に匹敵する性能だった。都合が悪いだろう?

【”零戦の無線機”】
https://www.towa-inc.net/zero.htm
アメリカ軍は、アリューシャンで鹵獲した零戦二一型に装備されていた九六式空一号無線電話機を、軽量化のため最小限の装置のみを搭載していると評価し、マリアナで鹵獲した五二型に装備されていた三式空一号無線電話機を、自軍の無線機に匹敵する性能を持っていると評価している。

【”零戦の無線機材”】
http://www.yokohamaradiomuseum.com/navy3.html

零戦の無線機は↓米軍に匹敵する性能だった。都合が悪いだろう?

【”零戦の無線機”】...

mak********さん

2019/7/1200:33:54

なかなか聞き取れない。どういうわけか聞き取れるときもあるんですけどね。でもそれはかなりレア。たいがいにおいて聞き取るのにかなりの労力を要する。音声通話のメリットは空戦中にこそあるんですけど、空戦中に全神経を集中させて無線に聞き入るなんてできないし、そもそもまるで何を言っているか分からないことも多かったから、そんなんだったらもう音声通話はいらないやってなってしまっていたということです。

なかなか聞き取れないなんてことが起きる原因がはっきりしたのは、昭和20年の2月になって、本土に飛来し不時着したアメリカ機を検分した際。アースの取り方が悪いことはうすうす気付いていたけど、どうすれば良いのかがこの時分かった。日本機が音声通話を使えるようになったのは、それ以降です。

>>
空母部隊で優秀な整備員が居た部隊では
音声通話は調子が良くなくても 電信は
そこそこ使えた例が見受けられます。
>>

電信は、大戦時すでに確立した技術で、緒戦から何の不自由なく日本も使いこなしています。音声通話は当時の最先端技術で、アメリカだってちゃんと使えるようになったのは1943年のことです。

jkj********さん

2019/7/1122:59:16

アースの仕方が悪かったためと聞きます。

end********さん

2019/7/1118:15:18

エンジンの点火プラグが発するノイズの遮断と、アースの取り方が悪かったそうで。
(エンジンのアースの絶縁不良により、機体にショートしているケースもある。)


逆に空中管制を重視した343空が無線機関連の整備(エンジンの電装系の絶縁含め)を徹底した所、地上・空中とも性能は良好となっています。(紫電改ですが。)

はっきり言うと「不調が当たり前」と言う意識と無線機の軽視。
さらには坂井三郎さんの手記が強烈過ぎでして。


ちゃんと整備すれば、無線機自体の性能は良好です。

ただまあ、陸軍ですが、軍刀を持って行き忘れたら無線機が良く聞こえたとか。
まあ、そんな時代です。
なお、連合軍でも無線機は不調な個体がけっこうあったようです。

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