ここから本文です

古代ギリシャの神話は聖書には何か影響を与えたんですか?

ロアさん

2019/11/2717:31:56

古代ギリシャの神話は聖書には何か影響を与えたんですか?

閲覧数:
28
回答数:
3

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

kuj********さん

2019/11/2812:15:25

アレクサンドロスがマケドニア・ギリシアからオリエントまで広がる
大帝国を築くと、そこから「ヘレニズム」という現象が生まれた。
ギリシア文化がオリエント化し、オリエント文化がギリシア化する
という現象だ。続くローマ時代もこのヘレニズム文化を継承した。

旧約聖書の一部(特に知恵文学)はこのヘレニズム文化の影響を
受けている。さらに新約聖書だとどっぷりとヘレニズム文化の影響を
受けている。例えば新約聖書はあちこちにギリシア・ローマ文学との
並行や類似などが散見される。影響は文学にとどまらず、
宗教面でいえば、例えばパウロ書簡における密儀宗教の影響、
治癒神アスクレピオスと福音書の奇跡物語の比較、イエスと犬儒学派
の類似性など関連性を問う研究は枚挙にいとまがない。

ただ古代ギリシア神話の聖書への影響となると怪しくなる。
パレスチナではヘレニズム時代になると、ユダヤ人の間でも
ギリシア神話の影響を受ける人々があらわれた。
つまりイスラエルの神ヤハウェをギリシアの神々のパンテオンの
主神ゼウスと同視する人々の存在だ。ゼウスは小アジアで気象神
バアル・シャメムと同視されたが、パレスチナでもヤハウェの称号
としてバアル・シャメムが使われていたと考える研究者が少なくない。。
さらにゼウスはオリンポス山の神だがヤハウェもまたシオンの山の神だ。
要するに日本宗教でいう本地垂迹説のような現象がパレスチナでも
あったのだ。ユダヤに隣接するフェニキアでもそれぞれの都市の主神
についてギリシアのパンテオンの神々との習合が進んだ。

そしてマカバイ戦争の背景としてパレスチナのユダヤ人の間で
ヘレニズムを推進する人々とこれに反対する人々の対立があったらしい。
前者の立場の人々の間でこうしたヤハウェ=ゼウス化が進められたという。
旧約外典にあるマカバイ書からはそうした様子が垣間見える。
マカバイ書は後者の立場から前者を酷評するが、
実際は当時のエルサレムの上流階級では宗教のヘレニズム化を積極的
に推進しようとした人々が少なくなかったようだ。

むろん知ってのようにマカバイ戦争は後者の勝利に終わり
ハスモン朝のもとで一神教と偶像排除が強力に推進され
ヤハウェ=ゼウス化の「夢」は潰えたわけだが。

ベストアンサー以外の回答

1〜2件/2件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

プロフィール画像

カテゴリマスター

grcnntf0qrさん

2019/11/2719:13:43

影響は新約聖書の方に多くあります。
あとは旧約聖書の末期にもあります。

終末思想・黙示文学運動が、BC2世紀ごろ生まれてきました。
ローマ帝国のユダヤ迫害などが
その有力な原因の一つとしてあげられています。
終末思想・黙示文学は全て、世界の権力の崩壊と新しい神の国の出現を
寓話的に描き出したものですが、
実際は、ローマ帝国支配の崩壊とイスラエルの復活の希望を、
ローマ帝国支配のもとではアカラサマまに語るわけにはいかないので、
暗喩で語ったものです。
ユダヤ教の伝統の中から見れば、
この終末運動・黙示文学は、一時的な流行にすぎません
(本質的なものではない)から、終末運動・黙示文学を取り除いても、
ユダヤ教は存続しますが、キリスト教は始めから、
この終末運動・黙示文学の運動の一つとして生まれたものであって、
これを取り除けばキリスト教のほとんどの特徴が失われてしまいます。
イスラエルがローマ帝国の支配のもとにあった時代は、
同時にユダヤ人がヘレニズム文化の影響を
大いに受けた時代でもあります。
人間には肉体とは別に魂があって、
肉体は滅びても魂が生き続けていくという思想は、
ユダヤ教の伝統ではなく、
ギリシャ・ローマ思想の伝統の中にあるものです。
旧約聖書のダニエル書7章から12章までは、
旧約聖書の中では末期(BC165前後)に書かれたもので
「ある者は永遠の生命に入り・・・(2節)」などがあります。
ダニエル書の3章23節と24節の間に、
⋯カトリックの旧約聖書(「旧約聖書続編(第二正典)」)である
⋯「スザンナ」や「ベルと竜」とともに「ダニエル書補遺」として
「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」(24節から90節)
があります。
新約聖書(キリスト教)においては、「永遠の命」こそ人間が得るべき
最も大切なものであるという思想が、繰り返し繰り返し、
述べられています。「永遠の命」とか「永遠に生きる」という表現が、
新約聖書に極めて頻繁に(44回)出てきます。
新約聖書(キリスト教)では、イエスキリストを信じることによって
得られる救いとは、「永遠の命」です。

Apolloさん

編集あり2019/11/2719:51:27

余り無いかと…只「ヘレニズム」としての影響かな?
サドカイ派は、其の影響の元政治的、宗教的に活動しました。
パリサイ派は、厳格にユダヤ教の教えの元、政治的、宗教的に活動しました。
残ったのは、パリサイ派の方です。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる