銀歯、レジン、セラミック、これらの素材で虫歯になりやすさの違いなどありますか? それとも詰め物は虫歯にならないのでしょうか? ご教授下さいませ。
銀歯、レジン、セラミック、これらの素材で虫歯になりやすさの違いなどありますか? それとも詰め物は虫歯にならないのでしょうか? ご教授下さいませ。
ベストアンサー
歯科技工士です。レジンも銀歯もセラミックもそれ自体は虫歯になりません。 虫歯になるのはかぶせ物や詰め物の土台となった天然歯です。 治療箇所の虫歯の原因は土台とかぶせ物や詰め物の「不適合」が最も大きいです。土台との間に隙間がある状態です。隙間に食べカスが入り込むとなかなかとれず、歯垢が歯石に替わって歯槽膿漏にもなりやすくなります。 どんな材料でも不適合なら虫歯や病的状態になりやすくなります。 後は「オーバーカントゥア」という、土台とかぶせ物等の段差も虫歯や歯槽膿漏になりやすくなります。食べカスが段差に溜まりやすいからです。 材質的な違いはレジンは樹脂なので経時的に吸水し、変色します。熱い物でも僅かに変形します。摩耗も普通にあります。 銀歯は銀の含有量が約50%もあるので経時的に酸化します。割れはしませんが摩耗はします。金属メーカーや患者によっては黒くなる場合もあります。 最近のセラミックはポーセレンやジルコニアや二系酸リチウムなど様々な材料がありますが、共通点は基本的に吸水しないので変色には強いです。変形もありませんが、摩耗、破折しやすい物もあります。 歯科医師と歯科技工士が適切に扱えば適合性にはどの材料も関係無いのでどれも虫歯になりやすい、なりにくいとはなりません。
2人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
とても詳しくご説明頂き、大変助かりました。 ありがとうございます。 その他の方もご回答頂きありがとうござました。
お礼日時:2020/1/29 15:57