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2020/5/24 0:09

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ソ連やイギリスが、第二次世界大戦中に実用化した木製戦闘機は、脆くなかったのですか?

ソ連やイギリスが、第二次世界大戦中に実用化した木製戦闘機は、脆くなかったのですか? 例えば、被弾すると簡単に貫通し、燃えるということは起きなかったのですか?

歴史 | ミリタリー46閲覧

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貫通についてはアルミも同レベル。 P-51のコックピット周りなど、(短期間で開発するために厚いアルミを使い、その分フレームの設計を手抜きしたため)機関砲弾が表層で炸裂して内部には全く被害がなかったとされます。 それはレアケースで。 木製より被弾に強いと言う話はありません。 ソ連戦闘機はこちらば詳しい。 https://krasnaya-biblioteka.jimdo.com/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%80%A3/wwii%E3%82%BD%E9%80%A3%E7%A9%BA/%E3%82%BD%E9%80%A3%E3%81%AE%E4%B8%BB%E5%8A%9B%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F3%E6%A9%9F%E7%A8%AE%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/ 三者が全く異なり、ぶっちゃけ一概に説明する人は皆嘘つきってことになる。 なお、機関砲は機首にしか積めなくなります。 (主翼の構造や、武装を軽くしてドイツ機に劣らぬ機動性にした。) 弾数が少ないため、ソ連のパイロットは確実に当たるタイミングで短い射撃をするように成ります。 これはジェット戦闘機の機関砲GSh-23などでも継承されます。 (GSh-23は、火薬で作動しますが、短い連射を繰り返す条件なら外部動力式のガトリング砲やリボルバーカノンと発射サイクルが変わらないとされます。) また、少ない機関砲で戦うスタイルのため、P-39でも余計な機関銃を減らして軽量化していました。 (それが、P-39がソ連では活躍した一因と成ります。) モスキートの場合、昔は良くエポキシ接着剤が成功の秘訣と言われましたが。 実際にはカゼイン系接着剤も使用しています。 接着不良による破損や、原因不明の空中分解もあり、やはり、木製だからこその安全性の問題は多少抱えていました。 なお、木製機の利点として、表面を平滑に出来ると良く言われるんですが。 Me262だとか、P-51の主翼だとかパテで磨き上げた機種もあるんで。木製機だけの利点ではありません。

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イギリスの「モスキート」にしても、ソ連の木金混合戦闘機群にしても、「木だから燃える」という話は、全くと言っていいほど聞きません。 むしろ、アルミ装甲、ジュラルミンなどは、軽量化のため多用される現用艦艇では「燃える」ことを頻繁に目にするのに対して、これら機体の「木製合板」などが「燃えた」という話は全く聞きません。 「木が燃える」のは事実ですが、「燃える状態に持っていく」のは意外と大変で、キャンプ地なんかに行くと、「焚火に火がつけられないお父さん」というのはめちゃいます。 ただでさえ「難燃加工」してある木製材が、発火まで至る状況が機内で起きることはまずないということでしょう。 むしろ、ソ連機では、金属製燃料タンクが振動や被弾時の衝撃などでの亀裂、パイプ外れなどでの燃料漏れを起こす事故を、木星繊維タンクに交換することで大幅に防いだそうです。 もちろん、「木材」は、高速化した飛行機の素材としては「金属材」に大きく劣ります。 あらゆる方向に「均質的」な性能を誇る「金属」に比べて、繊維方向によって強度が著しく異なる「木材」は、使用に際して、それに応じた高度な技術が必要でした。 例えば「過負担」に対しても、「金属」は「塑性変形」する、つまりはひん曲がったりすることですが、ともかく、これでなんとか帰還できたりします。 ところが、「木材」では「破断」してしまう可能性も高いし、それに応じた設計も求められます。 さらに、これら問題点を「木材の質」で補うと、折角の「資源負担が少ない」筈が、「適合する木材を求めて探し回る」という事態になります。 イタリア空軍では一部輸送機に木材構造を採用したものの、その「適合材」を求めてアルプス中を駆け回ったそうです。 戦争中に、「アルミ不足」を痛感し、あわてて「木製機」を研究しだした「日独」がいずれも空中分解させてしまい、「接着剤のせい」としていますが、それだけではなかっただろうと推測(憶測?)できます。 結果として、「木製機」の一番の欠点は、金属機に比べて「重くなること」でした。 まあ、言い方によっては「脆くならないよう補強している」と言えなくはありませんが、というより、飛行機に求められるいろんな方向への強度に堪えるにはそうなる、と言った方が正確だと思います。 各方向への強度を確保するために、単純な「桁」などでも「箱型構造」になっていたりするからです。 ともかく、「木製機」というのは、何というか、知るほどに「コク」が出てくる、とでも言うべき存在なんです。 そもそも「モスキート」は「ビーバーブルックのご道楽」と呼ばれ、木製機でなければ、開発さえ許されないような機体でした。 「ソ連機」に至っては感動モノで、元二流工業国だったロシアが、大恐慌中も着実に生産力を伸ばしたとはいえ、それはまず鋼鉄生産量からで、「アルミ生産力」においては、当時「レンドリース分」を入れても、ドイツの1/3だったそうです。 それで結果、ドイツを上回る機数を生産したんだから、大したものです。 これでソ連は「T‐34」のエンジンにも、ドイツが諦めた「アルミ部品」を使っていたんですから、すごいですよ。 ちなみに、「ソ連機」は、余裕ができた分から「ジュラルミン使用量」を増やして「軽量化」、「性能向上」していて、末期のヤク戦闘機はほぼ「全金属製」だったそうです、その高性能は「ハルトマン」も褒めていますよね。 逆に、ドイツでは、一部の「Bf109」では、遅まきながら最末期型で「木製尾翼」をやっと実用化できています。 日本は結局ダメでしたね、「超々ジュラルミン」もいいんですが、やっぱり「周辺産業」が弱いんですよね。

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木製の機体は、繊維方向を自由に組み合わせられると言う利点が有ります。 長い繊維を持つので、金属疲労が有りません。 但し、金属より強度は落ちるので、同じ強度の鉄やジュラルミン等に比べて重く為ると言う決定は有ります。 ソ連の木製機は、樹脂を染み込ませたデルタ合板と言う木材で出来て居て、強度はある程度確保して居ますが、重量は重く為ります。 モスキートは、南米原産のバルサと言う非常に軽い木材と、強度の高い木材をサンドイッチにして使って居ました。 木製の機体で問題に為りのは、強度を出のに骨組みが太く為ってしまう事です。 特に曲げ強度が必要な主翼は、根元の翼厚が分厚く為ってしまい、その為根元の翼の前後長は大きく為ります。 ソ連のヤコブレフやラボチキン、イギリスのモスキートの主翼は、大きなテーパーが付いて居るにはその為です。 主翼にテーパーを付けると、ロール方向の運動性は早く為りますが、翼端失速も早く発生する様に為ります。 ヤコブレフの主翼には、スロットが設けてあったり、モスキートの主翼の前縁が真っ直ぐで、後縁にだけテーパーが付いて居るのは、翼端失速の発生を遅らせる為です。 ソ連の木製機が空中分解を起こしたのは、製造工場で働いて居た作業員の教育不足と、工場に派遣去れていた、共産党の政治局員が、ノルマ達成に躍起に為り、ろくに検査をせずに全線に送り出したからだそうです。 規定のボルトが無いので、細いボルトで間に合わせたとか、無理矢理ハンマーでボルトを叩き込んだとか。

機体が燃えるのは、主にガソリンやオイルに火が着き、ジュラルミンのマグネシウムに火が移って燃えるので、木製だから燃えやすいって事は、特に無かった様です。

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ソ連製の合板は規格通りであれば同国のアルミ部材の2/3程度の強度があったようです。耐火性能も鋼管帆布張りと比べれば良く、何れにせよエンジン廻りなんかはどの機体も金属製です。 不時着した機体を修復して再投入した例も散見されますから設計通りの仕様であれば特別に脆いとかは無かったと見て良いと思います。