ここから本文です

小説 普段読まないのですが、町田康「告白」という本は面白かったです。 この本...

mus********さん

2020/6/311:37:07

小説

普段読まないのですが、町田康「告白」という本は面白かったです。

この本を楽しめた人で、この本も面白いよという本があれば教えてください。

閲覧数:
16
回答数:
1

違反報告

回答

1〜1件/1件中

kak********さん

2020/6/604:40:09

あまり小説をお読みにならないということですが、文体に癖のある町田康の(しかも比較的長めの)作品を楽しめたのであれば、恐らく読書家としてのポテンシャルを相当秘めていらっしゃるのだと思います。

さて私も「告白」には打ちのめされた口なのですが、町田康の著作には他にも優れたものが多数あり、質問者様にはぜひそちらもお勧めしたいです。

以下、町田康のおすすめ本です。

「くっすん大黒」
町田康の小説デビュー作。音楽畑で培われた独自のリズム感と落語を思わせる饒舌な語り口は当時から健在です。初期の町田康は「貧乏」ひいては「人間の業=おかしみ」をテーマに書いていることが多く、この作品も例外ではありません。一行目から引き込まれること間違いなしです。

「人間の屑」
夫婦茶碗という文庫に併録されている中編小説です。ネタバレになるのであまり深くは触れませんが、タイトル通り、クズな人間がくそ真面目にクズなことをああだこうだと思弁的に語るさまは一読の価値あり。

「パンク侍斬られて候」
町田康は時代劇に精通していることでも有名で、この作品はそういった世界を町田康流に描いたものです。例によってギャグセンスは光っており、今や文学の大御所である高橋源一郎氏が解説で嫉妬をあらわにしているほどの傑作です。

「ゴランノスポン」
町田康の短編集です。比較的手軽に町田康の味を嗜みたいときにはうってつけ。尺が短いからといって質に劣化はありません。むしろ町田康エキスの濃度はそのままに、凝縮されている分それぞれ粒揃いの短編集といえましょう。


そして「告白」を楽しめたのであれば、以下のような作品もお気に召すかと思います。

「けがれなき酒のへど」
私小説家・西村賢太の「暗渠の宿」に併録されている、彼のデビュー作です。町田康は西村賢太の作品が好きだと公言しており、なるほど文体こそ違えど通底しているところはあるように思えます。ど貧乏で女に飢えている醜男が風俗嬢との恋愛に希望を抱き狂奔するさまは、人間のおかしみとせつなさに溢れ、文学ならではのカタルシスを与えてくれます。

西村賢太「小銭をかぞえる」
「秋恵もの」と呼ばれる、西村賢太が一時期同棲していた女とのあれこれを描いたシリーズのうちの一編。シリーズものとはいえ、まわりくどいほど当時に至るまでの経緯を語ってくれるので、発表順に読まずいきなりこの作品を手にとっても問題ないです。女に対する屑っぷりと妙に理屈っぽい小憎たらしさ、そして貧乏のかなしさとやるせなさが、読者の胸に名状し難い感動をもたらします。


他にもたくさんお勧めしたい本はあるのですが、質問者様が「告白」のどのような点に惹かれたのかによっても趣向を変える必要があると気づき、とりあえず今回はこのあたりで止めておこうと思います。

よろしければ「告白」のどのようなところ(文体、文章、語り口、ストーリー、キャラクター、テーマ、ギャグ、時代背景、ラストなど)を「面白い」と感じたのかお教えくださいましたら、より正確を期してお勧めできるかと思います。

長文失礼いたしました。

この質問につけられたタグ

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる