ヘパリンとトロンボキサンって逆の作用ですか?

ヘパリンとトロンボキサンって逆の作用ですか?

ヒト | 化学11閲覧

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トロンボキサンと一概に言っても、生理学的に重要なトロンボキサンA2の他に、トロンボキサンB2やトロンボキサンA3もあるのですが、とりあえずトロンボキサンA2のこととして、話を進めます。 トロンボキサンA2は、血栓を作る方向に働き、一方ヘパリンは血栓形成を防ぐ方に働くので、作用のベクトルとしては逆です。 但しトロンボキサンA2は血小板内でつくられ、血小板の凝集を亢進させたり、また血管に作用して血管を収縮させる方向で働くものですので、血栓の中でも、主に白色血栓(血小板血栓)の形成に働きます。 ヘパリンは凝固因子阻害剤ですので、うっ血等で血中の凝固因子が活性化して最終的にフィブリンができ、そこに赤血球がからめ取られてできる、赤色血栓の形成を防ぐ効果が主体です。 ですからベクトルは逆ではありますが、働く部位や働き方は全く異なっていますので、「逆の作用」とも言えません。 トロンボキサンA2と逆の生理活性物質としては、プロスタサイクリン(PGI2)のほうになります。