回答(3件)
越冬するかどうかですが、通説では若齢幼虫時の日照時間が13時間30分を下回れば越冬します。従って、その蛹が自然界に近い環境下で若齢幼虫時を過ごしたのであれば、越冬するでしょう。家飼いで照明時間を調整していなかったのであれば、おそらく羽化します。 私は蛹化後3週間経っても羽化しなければ、越冬蛹になったと判断しています。越冬蛹でも長時間暖かい場所に置いておくと羽化しますので、ご注意ください。 詳しくはこちらの記事( https://ageha.funabori.xyz/0115uka/ )をご覧になってみてください。
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問題は幼虫をどのくらいの時期から保護して飼育されていたかです。 屋外で大きく育っていた4齢・5齢(終齢)幼虫からの飼育でしたらほぼ越冬すると思われますが、卵や小さな若齢幼虫から室内に入れて飼育されていた場合屋外の日照時間と同じにするか若干短く調整してあげないと越冬は無理だと思います。 幼虫は小さな2〜3齢のうちに日照時間を感知して、自身で越冬するかしないかを決定します。 その時期に長々と照明の下に置いていると日長の夏であると感じ越冬しないのです。 越冬しなかった個体を人間の力で越冬させるのは不可能です。 寒い中屋外に置いて保管しても、低温のため羽化までの日数が伸びるだけで春を待たずに羽化します。 まずは蛹化した蛹が1〜2日経過して本来の色に落ち着きましたら、越冬する蛹なのか越冬しなかった夏型の蛹なのか判断されることです。 写真左側は越冬しなかった夏型蛹、右側が越冬する蛹です。 越冬蛹の場合、褐色ですと茶色×オレンジ色・緑色ですとくっきり色鮮やかな濃くて暗い緑になります。 この時期に羽化した場合は低温で上手く飛べなくて活動できないことがありますので家で面倒をみてあげないとですね...。
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