江戸時代の男色文化について

江戸時代の男色文化について 江戸時代の男色文化は現在の同性愛とどの点が共通でどの点が違うんでしょうか? また、これについて書かれているHPや本を教えてください

補足

お二人ともありがとうございます。 挙げられていた文献・HPを読んでみたいと思います。 ところで、武士階級については言及していただきましたが、 町人に広まった男色についてはどうなのでしょうか? 知っておられる方がおられれば、教えてください。

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江戸時代の男色文化と現代の同性愛との共通点は、男性同士の恋愛感情と肉体関係です。 一方の相違点は、現代の同性愛のほとんどが文字通りホモセクシャルであるのに対し、江戸時代の男色の多く(貴族層や上級武士層など)がバイセクシャルである点と、武士道や殉死といった近世武士の忠誠観・主従観と密接に結び付いている点です。 これは、前近代の性習慣・性道徳一般が、現代と大きく異なるのと同様です。 以下に男色文化について、私の遇目した範囲で参考図書を掲げます。 ◆山本博文『殉死の構造』講談社学術文庫2008年(初出は弘文堂「叢書・死の文化19」1994年) ◆早川聞多『浮世絵春画と男色』河出書房新社1998年 ◆松尾剛次『破戒と男色の仏教史』平凡社新書2008年 ◆岩田準一『本朝男色考:男色文献書志』原書房2002年 ◆丹野顕『江戸の色ごと仕置帳』集英社2003年 ◆海野弘『ホモセクシャルの世界史』文藝春秋2005年 補足:江戸時代の町人間の男色については、まだまだ不明な点が多々ありますが、江戸・京都・大坂などの大都市において、当初、武家奉公人や大名火消しを中心として広まっていったようです。元禄期になると、町人の間で陰間遊びが流行し、日本橋の葭町は陰間茶屋のメッカとして繁栄しました。 文学作品から例をあげると、『好色一代男』の主人公は、一生のうちに関係をもった人数を「たはふれし女3742人。小人(少年)のもてあそび725人。」と書かれているのを見いだすことができます。また『東海道中膝栗毛』では、喜多八はもともと弥次郎兵衛の馴染の陰間という設定になっています。 町人間の男色は、大都市部では江戸中期以降、徐々に衰退していくようになります。

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