こればかりは皆さま、思うところは複雑でしょう。
でも一番多くの国民が願っていたのは「日本にはこの素晴らしい皇室がある。万代一系、世界にも類を見ない天照大御神からの歴史を誇る一族を象徴として戴く日本国は敬ってやまない皇族のかたがたが品位ある佇まいで日本の象徴としておられる」こと。この重厚なる歴史はお金では買えません。どれだけ隣国が羨んでも。それゆえに代々の宮様方は苦悶なされてきたはずです。私を殺し公に生き、あくまでもお立場で意見を述べて見えた。昭和天皇のご息女におひとり、スキャンダルに苦しまれたかたも見えましたがそれでもご本人に落ち度があったとは思えません。
ですが今回、眞子内親王が出されたいわゆる「お気持ち文」は真に酷い内容でした。秋篠宮殿下のいわゆる「国民に祝福してもらえる婚姻」たるべき要素に関して一切の解決ルートの記載がない。努力した節もなければこれからどうやって借金を返すかの示唆もない。ただただご自分たちは愛し合っているから一緒になる、と繰り返すのみ。小学生の初恋ラブレターを読んでいる気分でした。あまつさえ「天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下からも見守っていただいている」旨の、こちらにはこんな強力な応援団がいるんだぞアピール。もうこんな品位のない振る舞いを内親王がなさるだなんて…。
平民に降嫁して戸籍を作って持参金なしで、とかそういう論議以前に、もうこの眞子さまというかたは現段階で皇室の本質、皇室の存在価値を奈落の底へ堕としこんでしまったということです。
ただ、今後日本における「皇室」は象徴は象徴でも「嘲り」の象徴となることでしょう。すなわちそれは日本国の威信までも失墜することになると思います。