心理学実験についての質問です。 ミュラーリヤーの錯視実験のレポートを書いているのですが考察の部分で悩んでいます。
心理学実験についての質問です。 ミュラーリヤーの錯視実験のレポートを書いているのですが考察の部分で悩んでいます。 ・鋏角が大きいほど錯視量は小さくなる ・比較刺激が標準刺激と比べて明らかに短く見える点から調節を開始して、主観的等価点に達するまで調整する上昇系列よりも比較刺激が標準刺激と比べて明らかに長く見える点から調整を開始して、主観的等価点に達するまで調整をする下降系列の方が錯視量が小さくなる この2つについてなぜそうなるのかが分かりません。教えてください。できるだけ簡単な言葉でお願いします!
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ベストアンサー
大きさの恒常性説と眼球運動説と尚早反応の抑制説が採用できるかもしれません。 大きさの恒常性というのはいわば遠近法です。 視覚的な大きさが変化しても、実際の大きさは何となく想像できますよね。 矢羽をビルなど四角っぽい建物の角に見立てて主軸を見てみてください。 以下はミュラーリヤー錯視図の精一杯の表現です。 (↓主軸が遠くに見える) (↓主軸が近くに見える) >───────────<───────────> 主軸の見え方に遠近があるということは、 すなわち、遠いほうは短めに見積もって、近いほうは長めに見積もるかもということです。 次に眼球運動説です。 内向図形(↑では右側)では矢羽の先端で眼球運動は止まりますが、 外向図形(↑では左側)では矢羽の先端まで眼球運動が続くので錯視が生じるんじゃないかという説です。 眼球がより動くということは、それだけ主軸がより長く感じられるかもということです。 最後に尚早反応の抑制説です。 尚早反応とは言ってしまえばフライングです。 大きさの恒常性説から、ヒトは遠そうなものは短めに、近そうなものは短めに見積もるかもです。 下降系列の時、実験参加者は「もう十分短い(長い)よな…?」と待ちきれずにストップをかけたいはず。 しかし、「これは心理学の真面目な実験だ。もうちょっと調整しよう。」と参加者は思い、ストップをかけたい思いを抑え込んだかもしれません。 結果として、下降系列の方が上昇系列よりも錯視量が小さくなった。ということです。 以上です。 これで追研くらっても責任はとれませんので参考程度にしてください。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます!とても分かりやすくて助かりました!
お礼日時:2020/11/30 1:12