選手としては「最高」レベルと思いますよ。
オフェンス面でベスト10に入り、ディフェンス面でもベスト5に入る選手。総合的に言うと、ベスト3に入ると言っても過言ではない。
ちょっと余談ですが、彼自身は悪い印象になってるかもしれませんが、私はそうは思ってないです。彼らくらいになるともう個人ではなく「クワイ・レナード株式会社」と言う感じです。チームであり、組織。彼の取り巻きは良いうわさを聞かないので、周りに恵まれてるとは言えないかもしれない。交渉にしても本人がすることなんてないですからね。エージェントが居るし。信頼してる人に「お任せ」だとしたらどうでしょうか?お飾り社長で暗躍してる人間がいると私は思ってます。
本題に入りますが、彼は「エース」は出来ますし、エースストッパーも出来る。しかし、「チームリーダー」は出来ない。
ラプターズとクリッパーズの差は何か?選手を受け入れる姿勢とチームリーダーに差がある。
ラプターズは今シーズンも強かったですよね。何と言ってもあそこはチーム同士の仲がいい。抜群の連携を誇ります。そして、ラウリーと言うリーダーがいる。普通なら昨今のラプターズの立役者で永久欠番に近いデローザンに変わってきたのでギクシャクするはずです。しかも、契約はその年までで次はどうなるかわからない。実際にクリッパーズに移籍しましたし。それでも、レナードがエースで力が発揮できるようにみんなで配慮して、レナードも心開いたから優勝できたんだと思います。
しかし、クリッパーズはレナードとジョージが来て、コーチが彼らに気を使い過ぎた。選手同士で溝が出来たし、一緒に練習する回数もほんと少なかったと思う。コロナ前で10回もレナードありきで練習してないらしいです。
居心地の悪さをレナードも周りも感じていたと思いますよ。完全に「ビジネスチーム」。勝ってる時は不満も我慢できますが、負けだすと脆かったですよね。ナゲッツに負けたのは自爆です。
レナードを取るならチームリーダーが必要です。クリッパーズにはそもそも確固たるリーダーがいなかった。圧倒的なメンターか根っからのリーダー気質の選手がいないと難しいかもしれませんね。選手としては最高でも上に立つ器が無いということです。