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>春秋戦国時代の合戦に於いて、「冬将軍」が将兵にダメージを与えたケース 確かに春秋戦国時代から前漢の半ば頃にかけて、平均気温は現在より約1.5℃ 高かったという説もあります。 ただ、当時でも年によっては冬の寒い日があり、雪、霜による被害が記録されています。 冬将軍は、『広辞苑』(第七版)によると、冬の厳しさを擬人化した表現で、冬の異名です。 質問文は、春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)の合戦に於いて、「冬」が将兵に損害を与えたケースと言い換えてもよいと私は思います。 『春秋左氏伝』によると、紀元前597年(宣公十二年)冬、楚が蕭を攻めた時、将兵が寒さで凍えたといいます。 また、同書によると、紀元前555年(襄公十八年)冬、楚が鄭を攻めた時、大雨が降ったため、凍え死ぬ者が多かったといいます。 これらの春秋時代(一説には紀元前770年~紀元前403年)のケースは、現代人のイメージする冬将軍ではないかもしれませんが、冬の寒さによる影響や損害が出ていると言えるのではないでしょうか? 〇参考 江守孝三 様のホームページ「温故知新」 http://www.1-em.net/sampo/sisyogokyo/gokyo/sinjyu/5.senkou1-2.htm
質問者からのお礼コメント
春秋戦国時代は温暖な時代だったのですね。 確かに、古代の中原には象やサイがいたり、長江には龍のモデルとなったと思われる巨大なワニが生息していたというのは、温暖な気候だったと言わないと説明がつかないですしね。 ご回答をありがとうございました。
お礼日時:1/17 8:42