やっぱり「読解力」って「読書」ありきだと思いますか???
やっぱり「読解力」って「読書」ありきだと思いますか??? 公立小2年、男の子の母です。子どもの性格もあると思うのですが、小さい頃から、読み聞かせ、本屋さん、図書館通いしてきましたが(本人に自由に選ばせる)、それでもそんなに本を読むのが好きって感じではないなぁという具合です。嫌いではないみたいだけど。 図書館も親が誘えば行くけど、自分から行きたいという感じではないです。 子どもにも性格はあるし、そういう感じなのね。って気持ちですが、やっぱり本を読まないと読解力ってどうなんだろうという気持ちもあります。読解力について詳しい方いませんか? ちなみに、色んな事に知的好奇心はあって、プラモデルやラジコンなどの説明書を自分で読んで、それ通りに物事を進めていくとかそういうのは出来る感じです。 ドラえもんとかドクターストーンの漫画は好きです。 本人からお誘いはないですが、親の私は図書館好きなので、一応誘おうかなとは思いますが、まぁ無理して連れて行かなくてもいいのかなとは思っています。
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ベストアンサー
>やっぱり「読解力」って「読書」ありきだと思いますか??? それは違います。 先に相応の読解力が無い状態で読書をしても(させても)、「読解力」自体の伸びはあまり期待できません。もちろん、読書をすることが無駄だというわけではありませんよ。 子どものうちは、単に文脈を読みこなす意味での読解力が拙いだけでなく、世の中の物事も知らないことが多いわけです。 そのような状態で、知らない事象が散らばっているもの、文脈が解らないところがそこここにあるものを与えられて・・・どうするでしょう? 多くの子は、解らないところは読み飛ばしながら、なんとなく読み終えてしまうということの繰り返しです。 それでも子どもなりにはその読み物を楽しめたり、何か得ることもあるので無駄ではないし、できるなら読書習慣を身につければ良いと思うのですが、 「読解力をつけさせるために読書をさせる」というのは疑問だということです。 大人だって同様です。 自分の読解力を大きく超えるような読み物を読んでも、ほとんど何も得られません。 極端なはなし、専門書だったり、学術書や論文とかって、その道の専門家だって読むのに苦労することは多いですから。 また、とくに女の子の場合、「読書好き」という子は比較的多いですが、だからといって国語の成績が良いとか、読書感想文を上手に書けるということとはあまり関係無いですね。 話をもとに戻しますが、いまのうちは、いろいろな物事をできれば実体験を通して知ることとか、日常の会話のなかで物事の論理的な捉え方、論理的な話の展開に触れさせるとか、小三くらいになったら抽象的な概念にも触れさせるとか・・・ということが読解力の涵養に意味を持ちます。 これらは保護者・指導者の知力が問われることでもあるので、放置すると(無策で過ごすと)結局のところ、教育水準が高い親の元で育つ方が読解力や学力全般が高くなり易い・・ということになるのですけど。 それから、中~高学年の段階では作文にも力を入れられると良いのですが・・「他者にちゃんと情報を伝えよう」と意識しながら文章を書く練習をできると、それが読解力を養うのにも繋がるのですが、残念ながら最近の小学校ではそのようなトレーニングをする機会が減ってしまっています。 とはいえ、男の子の場合は、読書をするよりも(本を与えられるよりも)自分の興味・関心のままに世界観を拡げたい・・・というような面が強いと思います。それも重要なことではあるので、今のところは様子を見守る感じでしょうか。 もちろん、図書館に誘うことは有意義だと思います。具体的に本を借りるところに至らなくても、いろいろな情報に触れる機会をつくること(図書館という場所があることを認識しておくこと)は重要です。 なお、学校の宿題で、「音読」があると思いますが、これを活用するだけでも身につく力にかなり違いが出ます。 国語の教科書に載っている教材はよく吟味されています。 その学年の多くの子が、先に述べたような実体験などに基づいてイメージできそうな世界とその文章とが上手く繋がるようなモノが載録されていますし、また授業ではそんの両者を繋げるよう誘うのが教員の役目でもあるのですが・・・残念ながら、教員のスキル低下もありますが、全体的な子どもの学習の遅れなどの影響で、学校の授業の水準も下がっています。 多くの子は、音読をしても、単に字面を音にするだけで終わってしまっている感じです。 そうじゃなくて、読みながら同時にしっかりその情景を頭の中にリアルにイメージして、なにかを感じ取るようにしてみる・・ということができているかどうか? 確認をして、もし不十分ならそのような方向へ誘導してあげてください。
詳しいアドバイスありがとうございます。こちらも為になります。 読み飛ばしの現実、ありますね。 大人だって自分の能力以上の専門書なんか読むのは難しいは、本当にその通りですね。。。自分に置き換えてみると分かりやすい。 実体験に重きを置くというのも、大事だなと思います。そこから読解力に繋がるとは思っていなかったけれど。。。 抽象的な概念に触れるというのは、具体的な例で言うとどんな事でしょうか? 重ねて質問すみません。
質問者からのお礼コメント
たくさんのアドバイス本当にありがとうございました。 読解力とは何なのか、どんなアプローチの仕方があるのか大変勉強になりました。 今回は読解力についてでしたが、こんなにも詳しく教えて下さる方がたくさんいるのだなーとビックリしました。 子どもを通して親も勉強ですね^^; また今後も質問投稿見かけましたら、よろしくお願いしますm(_ _)m
お礼日時:1/24 8:26