>コンプレッサーで音圧が上がる仕組みが分かりません。
‟ 基は増幅の機能を利用して作った電子工作物だから ” が回答です。
コンプレッサーは、増幅回路を利用しています。
わかりやすく、トランジスタという電子部品1コだけの話をします(現在は集積回路の中に入っているひとつ)。
トランジスタ・エミッタ接地という基本的な増幅回路を作ると約97倍の電流が逆位相で出力されます(コレクタ出力)。この逆位相の出力を数十分の一にして入力側(ベース入力)に合流させると… 大きな信号は抑えられ、小さな信号は少し持ち上げられる特性になります。
アタックやスレッシュ・ホールド(スレッショルド)等の機能はメインに対して二次的な機能なので、細かい設定を変更しても大まかな特性は変わりません。
‟ 大きな信号は抑えられ、小さな信号は少し持ち上げられる ” という働きが何かしら残ります。
「 コンパクト・エフェクターじゃないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、DTMソフト等に組み込まれているプログラムも電子回路の働きをモデルに作成されています(エミュレーター、シュミレーターはなおさら)。
コンプレッサーも安定化電源も基本構造は『 負帰還増幅回路 』の応用、または機能が進化したものです。
※ 具体的な項目については Ryth さんのが詳しく書いているので、私は控えさせていただきます。
お役に立てれば幸いです。