チョッとアノ猟奇的でサイコパスな作品がアカデミー賞受賞作品とは、失望しましたね。 ①としては、チュンスクが初犯なら執行猶予がついたのだと思いますよ。 一番、最後にパク家へ家政婦として来てますし、死んだ娘のジェシカ？ギジョンの経歴詐称(会員制の派遣だと)によって家政婦として一家へ紹介されたとすれば、罪は軽そうですからね。公文書も死んだ娘の手によるモノでしょうし。 ②建設したナムグン・ヒョンジャ先生は四年前にパリへ引っ越したとありますから、部外者として事情聴取はされなかったのでしょうね。 ムリクリにコジつけた理解をするのなら、ナムグン・ヒョンジャは脱税等の資産隠し目的に、秘密裏で地下室の更に地下に隠し部屋を設置させて利用していたと考えるしかないでしょうね。 まぁ、アレだけ大きな屋敷ならば、先生の御付きの人間が隠し部屋の存在を知っていると思いますけど、パリ移住しているのか？事件と部外者なのか？なのでしょうかね。 唯一？隠し部屋を知っていると考えられる元家政婦ムングァンの死亡は発覚されていないので、夫婦で事業失敗の借金取りから逃亡しているとされていると考えられているのでしょうし、彼女とのヒモ付きがあれば、関係者であるナムグン先生の周囲人物も辿るのでしょうけどね。 それでも、夫であるグンセは、通り魔的な異常者と見なされているのか？妻を解雇した逆恨み？まぁ死人に口無しなのでしょうけど。地下室でギウを撲殺しようとしてましたから、グンセの行動経緯が不思議となりますが。 とはいえ作中でも、『北朝鮮の攻撃によるシェルター』だとか、『資産隠し』に地下の部屋が使われると言ってましたので、地下室の更に地下だから気づかないのか？金持ちの屋敷なら、隠し部屋くらい有るのでは？と警察は勘ぐるとも考えられますがね。 それよりも最大の矛盾しているツッコミ所は、散々作中にギテクの臭いを『オッさん臭』だの『地下人間？貧乏人？臭』だのテーマにして、ラストの社長の刺殺でもトリガーになった問題なのに、殺人犯である父親ギテクの逃亡は成功して、表沙汰にされていない隠し部屋へ逃げ込んでましたし。 警察の逃亡犯捜査の初動である『警察犬捜査』なら、人でも気づく臭いならば一発で発見されますからね。 警察犬が行き止りに辿り着く (賢い犬ならフェイクの戸棚を前足でカイカイするでしょうし) ↓ 付近の指紋をとる ↓ 指紋から隠し扉の入り口(逃亡犯のギテクとグンセにその他多数の指紋が有るのにオカシイと思うでしょうし)を発見 となるでしょうね。 他にも、結核感染者との濃厚接触者なら、保健所へ連絡して検査を受けますけどね。『夫にバレたら…八つ裂きにされる』とありましたが、ココ最近で感染したとすれば、妻ヨンギョの責任は関係ありませんしね。 隣近所からの好奇な目は有るでしょうけど。