万年筆にとって一番よくないことは放置してペン先をドライアップさせてしまうことです．ペン芯の溝にインクが凝固してしまうとインクを落とすのが厄介になり，フローも確実に劣化します．使用頻度が低い万年筆はインクを抜いた方がいいですね．仮にドライアップしても，インククリーナや超音波洗浄などで洗浄すれば普通はOKですが． 私は仕事でもかなり使うので常時１０本程度インクを入れています．インクの種類も多くて何を入れたか忘れるので，いつどの万年筆に何のインクを入れたかをノートに記録して適当にローテーション回しています．万年筆とインクの相性もあるので，使っていく中でチェックして書いておきます．赤入れ用の細字ペンなど，インクの色によっては消費速度が遅い物もありますが，２ヶ月以上経ったものはインクが残っていても一旦抜いて洗浄しています．