私が以前教わった内容では、寒い季節にはなるべくお茶が温かさを保つように口径の小さい筒状の茶碗が相応しく、暑い季節にはなるべくお茶が熱すぎないように浅い平茶盌が相応しいという事でした。
実際にお茶を点てて飲んでみると自分でもそのように感じますし、その体感から見た目にもそのように感じられます。
利休七測にも「夏は涼しく冬は暖かに」とありますように、茶道の中ではこの季節感を大切にしたいと思います。
ただ、これはどうしても守らなければならない決まりとは言えないとおもいますので、ご自分で召し上がる場合や親しい方に特に思い入れのある茶盌で差し上げたい場合などには別段差支えないと思います。