方針だけ。
まず、計算により
x_t=y_s, y_t=-x_s
がわかるので
x_tt=-x_ss=y_st=y_ts, y_tt=-y_ss,
などに注意する。
また、x_s^2+y_s^2=(t^2+s^2)^{-2}でもある.
chain ruleにより
z_s=z_x x_s + z_y y_s,
z_t=z_x x_t + z_y y_t = z_x y_s - z_y x_s
だから、解いて
z_x=(t^2-s^2)z_s -2st (z_t), (*)
z_y = -2st z_s +(-t^2+s^2)z_t (**)
となる(zのstによる偏微分とs,tの式で表せる.)
おなじようにchain ruleで
z_ss= z_xx (x_s)^2 + 2z_xy x_s y_s + (z_yy)(y_s)^2
+z_x x_ss + z_y y_ss, (1)
z_tt= ///略(2)
z_ts = ... (3)
が得られるが、
(1)+(2)より
z_ss+z_tt = (z_xx + z_yy)/(t^2+s^2)^2 (4)
が得られる.
また、(1)- (2)に(*) (**)を併せれば
z_xy=(s,tのへんびぶんとs,tの式) (5)
を得るが、これを(3)に代入して、
x_s y_s z_xx - x_s y_s z_yy = (s,tの偏微分とs, tの式) (6)
を得る.
(4), (6)をz_xx, z_yyに関する1次連立微分方程式とみなして解けば、
z_xx=(s,tの偏微分とs,tの式)
が得られる.