出入国の情報は、国の単位では管理されていますが、国家を横断するような共有は、基本的に行われていません。例外は、シェンゲン圏とか、英国とアイルランドのような「共通旅行区域」のように、出入国管理が統一されている国家間のみでしょう。 例えば日本では、日本の出入国は、日本の入管が把握しています。しかし、その情報を米国や韓国などと共有してはいません。同様に日本では、自国人の米国や韓国の出入国の記録を、本人が持つパスポートのスタンプを見ること以外に知る方法はありません。できても精々、外交ルートを通して照会するくらいのことです。 もちろん、国によってはまともな出入国管理を行っていないこともあり得るでしょう。紙やデータとして記録を取っていても、それをまともに照会する機能や部署が無ければ、官吏しているとは言えませんしね。