新築注文住宅を検討している者です。大手ハウスメーカーや工務店、個人大工に至るまでカタログを読み漁ったり、見積もりをたくさんしました。
新築注文住宅を検討している者です。大手ハウスメーカーや工務店、個人大工に至るまでカタログを読み漁ったり、見積もりをたくさんしました。 日本の住宅は欧米に比べて、耐久性・断熱性・気密性他多くの点で劣っている。日本は35年、欧米では100年住める。 などの文面を良く見ます。 なぜ日本は遅れているのか、欧米の工法・材料をそのまま輸入して見本となる欧米の再現をしないのはどうしてか。できないのか。 数千万も出して検索しては無限に出てくる日本住宅のデメリット... 本体3000万円で建てられる範囲での最高の高断熱高気密、それに合うランニングコストと手間の小さい第一種換気を教えて下さい。
ベストアンサー
良く住宅の耐久性に関して、欧米100年、日本35年というのは、そのまま比較できない事を含んでいるわけです。それは欧米の耐久性が物理的耐久性であるのに対して日本の耐久性は社会的耐久性だからです。社会的耐久性とは、 ●人のお古に住むことを嫌がる国民性 ●流行に追われて住宅の評価を行う国民性 ●土地神話がまだ生きていて、税制上も実際の購買者の意識も土地にのみ価値があり、上屋は無価値という判断になってしまう風習。 ●戦後の高度成長時代以降、男たちは仕事に追われ過ぎて、自分で家をDIYでメインテしたり、、補修したり、改修あるいは新築することを忘れてしまったカナリア世代がマイホームを建てる社会になってしまった。 などがなせる業です。日本の家だって物理的な耐久性を言えば、適切なメインテや補修が行われれば、100年まではいかなくともそれに近かい耐久性がありますよ。そういう意味では欧米とそれほど異なることはありません。 ある回答者さんは、欧米が乾燥していて、日本は湿潤気候だからと理由をつけていますが、それならカリフォルニアの乾燥地方で発達してプラットフォーム工法を唯一の正統の2ⅹ4工法と固定してしまった日本の住宅界が、屋根が掛かるまでに時間がかかるこの工法で、雨除けのシートを掛けることにすらいかに怠慢であったか。2ⅹ4では言うの及ばず、在来工法でも合板を面材として貼る工法が一般化して、耐震性が向上したと自負しているが、それが如何に水蒸気が抜けない状態を生み出していることに目をつむってしまっていて、住宅の耐久性を下げていることに改良の手を加えようとしないのは何故であるか? こういう背景を鑑みるに、日本は湿気が多いからというのは単なる業界の怠慢に目をそらす言い訳に過ぎないように感じるのは私だけでしょうか? 私が欧米の耐久性に近いがそこまでにはいかないという書き方をしたのは、この面ですね。 3000万円の総工事費(本体工事費+付帯工事は)というのは。建設地や規模にもよりますが、120m2程度の2階建てを大都会でもなく田舎でもない地域に建てる場合の平均値であり、性能的にはフラット35(断熱性能等級4と耐震等級2)を何とか満たすレベルの家が建てられます。第1種換気だって余り性能的に大切ではない仕上げ材や、キッチン、UBなど、あるいは窓はトリプルでなければ、樹脂サッシでなければ、アルゴン充填でなければ、などという事に拘らなければ十分に射的内に入りますよ。
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質問者からのお礼コメント
詳細で素人の私にもわかりやすいご回答、感謝いたします。ありがとうございました。 打ち合わせに引用させて頂きます。
お礼日時:3/2 14:19