ID非公開
ID非公開さん
2021/2/27 11:08
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ドラマを見ていて思ったのですが、日本人と中国人は顔が似ていますが、韓国人は女性は大差ないものの男性は系統が違います。
ドラマを見ていて思ったのですが、日本人と中国人は顔が似ていますが、韓国人は女性は大差ないものの男性は系統が違います。 これは日本と中国は同じ系統の民族で韓国は違う民族なのでしょうか?
皆様色々楽しいお話有難うございました。
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現在では「核ゲノム」を調べれば「中国韓国人」なのか「日本人(大和民族)」なのか明確に区別ができます、出来ないと言っている人がいますが、今では「極めて明確に区別」が出来ます、混血かどうかまでわかります、昔の「ミトコンドリアDNA、Y染色体ハプロタイプ」とは、わけが違うのです。 2003年に「ヒトゲノム」のDNA塩基配列が解明され、それまでは、ゲノム中の僅かな範囲しか調べられなかった人類進化の研究において、一挙に30億個の塩基配列を調べることが可能となり、数万~数十万倍解像度が上がりました。これは、以前は虫眼鏡程度(ミトコンドリアDNA、Y染色体ハプロタイプなど)であったものが、光学顕微鏡を飛び越えて、電子顕微鏡レベルに解像度が上がったことを意味します。 まず、「日本人」は、「ほぼ単一民族」と言っていいでしょう。その理由は、「核ゲノム(つまりDNAです)」で見た場合、「日本人」の「95%以上」が「大和民族(ヤマト人)」であり、遺伝的に均質であるからです。 その他、「沖縄人」「他の諸国からの帰化人」「アイヌ人(隠れアイヌ人を含め、多くても20万人くらい)」となります。なお、在日朝鮮人は日本国籍ではないので除外します。「沖縄人」と「アイヌ人」を足しても日本人の「2%」ほどです。その他の少数民族として、ウイルタ、ニヴフもいますが、極めて少数となります。 「核ゲノム」を使って調査する方法は、日本では「2008年」に理化学研究所が行い発表しました。 ↓「1人あたり約14万個所のDNA塩基多型を用いて日本人の集団構造を解明(2008年 理研)」 https://www.ims.riken.jp/pdf/20080926_1.pdf#search='1%E4%BA%BA%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%8A%E7%B4%8414%E4%B8%87%E5%80%8B%E6%89%80%E3%81%AEDNA%E5%A1%A9%E5%9F%BA%E5%A4%9A%E5%9E%8B%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%A6%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%98%8E%EF%BC%882008%E5%B9%B4+%E7%90%86%E7%A0%94%EF%BC%89' ↑「ヒトゲノム中のSNP(単一塩基多型)による要素分析」は、実際の核DNAを使用し、ゲノム全体をカバーする1塩基多型(SNP)を使った解析です。ほとんどの日本人は「本土クラスター」「琉球クラスター」に入り、中国クラスタから離れる。僅かだが地域差あり。 ↓以下の方法で、スーパーコンピューターを使って演算計算を行います。 ①個人からなるべくたくさんの SNP の遺伝子型を数値化 ②人数×SNP 数の総データを作る ③次に、統計解析のために数値を標準化する ④そして、個人対個人の総当りの、遺伝子型の相関の度合いのデータを得る ⑤主成分分析により個人間のばらつきを最大にする軸をきめ、上位の軸(例えば、第1成分と第2成分)でプロットを作成する ⑥第1成分の軸は、個人間のばらつき最大になるように選ばれている。第2成分の軸は、個人間のばらつきが次に大きくなるように選ばれている ----- ↓2017年に東北大学がデータベース化を開始しました。 ↓日本人3,554人分の全ゲノムリファレンスパネルを作成(東北大学 2017年7月18日) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170718_05web.pdf ↑日本列島内の地域集団の微細な違いは確認されるものの、他のアジア集団のゲノム情報とは、大きく、かつ明確に異なる日本列島出身者としてのまとまりが検出されました。 日本人(大和民族)は、「縄文人」と「北京周辺に居住する中国人の祖先に近い系統(渡来系弥生人)(←漢族という意味ではない)」との混血民族です。 ↓国立遺伝学研究所(2016年9月1日) https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2016/09/research-highlights_ja/20160901.html ↓「総合研究大学院大学のプレスリリース(2016年9月1日)」 https://news.mynavi.jp/article/20160901-a074/ ↑三貫地縄文人のゲノム塩基配列を現代人のゲノムデータと主成分分析法*を用いて比較したところ、大きくアフリカ人、西ユーラシア人、東ユーラシア人にわかれるなかで、三貫地縄文人は東ユーラシア人にもっとも近く位置しました。そこで、三貫地縄文人と東ユーラシア人だけで比較したところ、図1のようになりました。ヤマト人(東京周辺に居住している日本人)が三貫地縄文人と北京周辺の中国人にはさまれた位置にあり、ヤマト人はこれら2集団のあいだの混血であることが示唆されます。 ↓日本人(大和民族)は、「縄文人」と「北京周辺に居住する中国人の祖先に近い系統(渡来系弥生人)(←漢族という意味ではない)」との混血民族。
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