アル中は、古い時代の名称の略称で、正しくはアルコール依存症と言います。 厳密には「荒くなる」と言うよりも、精神状態を自身でコントロールできないようになります。 危険な状態でしかありませんが、過剰摂取を継続している最中には、むしろ普通の酔っ払い同様に陽気に機嫌良くしていることもあります。 意識がある間は、常時アルコールを求めるようになってしまうものです。 時間や場所、状況などを問わず、飲酒しなければ耐えられない状態となります。 もし、飲酒を制限されたり、アルコールを入手できない環境に置かれると、無理やりにでも飲酒をするために暴れることなども起こります。 そして、わずかにでもアルコールを摂取すると、元々の本人なら酔わない程度でも脳が麻痺状態となり、更に悪化して無制限にアルコールを取り込もうとするようになります。 この状態は、依存症が重くなると本人が制御することはできなくなります。