はじめまして♪
私にとっては、TRX-P3Mも、G7も、P-L10も、羨ましい程の機器ですが、、、、。
残念ながら、パワーアンプとスピーカーの組み合わせに関しては、「どこを優先として、どこをアキラメルか。」という判断が難しく成る状況と考えてしまいます。
確かに、現代的なコンパクトスピーカーと比べたら、G7は非常に高能率なので、小出力の管球アンプでも、一般家庭内なら充分大きな音が得られる。と考えられます。
しかし、シングル動作の管球アンプは、低域のボリューム感に限界があって、管球アンプファンの人達も「シングルの音色で、プッシュプルのパワフルな低域が得られたら理想なのになぁ。」と、よく言われる事です。
基本的に、私は「スピーカー工作ファン」ですから、かなり違ったアプローチを考えてしまいます。
現代のスピーカーに、たまに装備している「バイワイヤリング」を想定した結線と端子が無いので、ネットワーク回路の配線から接続端子までを再構築し、ウーファー側は安価なD級アンプで駆動しちゃう。というのを提案させて頂きます。
非常に古いスピーカーなので、ウーファーと須子カーのエッジの劣化(たしか、このGシリーズの場合は、「硬化」というケースが多かったはず。)に、手を加えるのも悪くは在りませんが、それ以前に、シングル動作の管球アンプで駆動させるより、通常の半導体アンプ、さらに低域駆動には驚く程の効果が得やすいD級アンプでの「ウーファー駆動」を、個人的には「一番最初に試すべき」と思います。
残念ながら、G7の音は、おそらく昔、ドコカの販売店で聞いた事が有るかもしれませんが、印象と言いますか、記憶に残るサウンドイメージが在りません。しかし、高校生の頃、音楽室にはなんだか変なコンクリートの台座に積み上げたG9が鎮座していて、椅子に座ると耳の高さがウーファー位置っていう事で、小学生からスピーカー工作を初めていた私にも、「こんな学校で、音楽の選択は嫌だ」って事に。。。
(結果的に、選択授業は「美術」、中学では吹奏楽部でしたが、音楽室に入りたくないという理由? 放送とか演劇とか、科学同好会のオーディオ班という誘いに乗ってみたら、実演奏無しのコンピューターサウンドだけに集中した人が個人的に作った「班」だったのには、半年後にわかってしまい、ガッカリでしたねぇ。。。残念)
SONYのビデオテープ、βマックス方式が頓挫した事で、大きな損失を埋め合わせするため、コーン紙の紙漉などまで行なっていて非常に高い評価を得ていたGシリーズのスピーカー部門は、販売価格設定が安過ぎたため、高い利益を得られず、当時の経営陣や株主などからの経営改革で、Gシリーズのスピーカー製造工場と熟練職人や、関連業者まで全て手放したのは、とっても残念ですねぇ。。。
まぁ、今(令和)の時代となっては、何年、あるいは何十年と掛かる「職人技」や、素材の「シーズニング」「エージング」「寝かし」「枯らし」という、昔ながらの伝統を引き継いだ素材や加工は、「コスパが悪い」って言われてしまうので、量産で利益を得る「企業」では、ムリなのでしょう。。
SONYのGシリーズ、スピーカーユニットでの国内外の幾つものブランドが、昔ながらの方向ではほぼほぼ絶滅し、運良く量販で安定的利益が確保出来たメーカーやブランドが、ほんの少し存続している。という状況ですね。
SONYのβマックスを完全に駆逐したVHSのVictorも今ではPanasonicの子会社ブランド、、、
管球に関しては、広くて大きな工場が安く作れた上で、労働賃金もそれなりに安い。という地域で、人気の管種だけは量産されています。(残念ながら、組み立ての熟練工の技量や、そもそも世界各国で入手出来やすい素材の問題とかで、、、、世界中に販売ルートを持つ「商社」のブランドだったり、過去のブランド名を買収した企業が、、という部分もあるので、管球アンプの場合は、管種や管球のブランドに対して、ヘタにコダワルと痛い状況になる場合もあるようです。OPTに関しては、手間をかけた精密な物がベターですので、国産の物が、今でも高く評価されていますし、同じ様な製造だった、非常に古い時代の海外メーカー製もプレミアが付く程です。
無駄話だけ多くなりすぎました、、、ゴメンナサイ。
でも、大きくて重いウーファーの駆動には、半導体の実用化で世界的に名声を高めたSONYのスピーカーですし、なま半端な半導体アンプ(10万くらい?)よりは、数千円でも入手出来るD級アンプ(中華アンプ、という人も多い)は、低域の駆動力/制動力、再現音に関しては、電源回路のク折りtィ−次第で、桁違いのハイクオリティー状況も体感出来ますよぉ〜。
あとは、それぞれのユニットが、どの程度劣化しているのか。。。という再検証も考えておきましょう。