質問です。(漫画家志望ではない
質問です。(漫画家志望ではない 漫画家ってはっきり言って絵とストーリー構成どちらが大切何ですか? よくネットとかで絵上手いから話そこそこでもいける!絵上手いから絶対連載されて売れるって言っってる方が多くいます。 この発言は本当なのでスカ?
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そのどちらより 「読ませる力、みえない流行を捉える力」が 必要です。 「読ませる力」とは、コマ割りと見せ方のあり様の ことで、こちらの質問の回答で書かせて頂きましたが https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14239831259 「みえない流行を捉える力」とは、 まず、商業誌の場合「投稿や持ち込み先の編集部が、現在 どのような作品を求めているか見抜く力」です。 これを知るためには、まず現在の社会情勢やその出版社の雑誌などを 好んで読んでいるユーザーの声を熟知して、 「編集部は、これからどんな漫画が流行すると考えているか」を 考えて作品作りをする必要があるということです。 そして、それを見抜くことができて 「編集者に高く評価されて、デビューして、読者からの読み切りの 評価高く、連載も貰えた」と仮定します。 …そこまで行けても、 「その連載がヒットするとは限らない」のです。 むしろヒットしない(売れない)もののほうが多いです。 なぜかというと 『持ち込みから連載決定までの状態より、はるかに多い人数の 目に晒され、その人達の多くから平均以上の評価を受けなければ ヒット作にはならないから』です。 絵においてもストーリーにおいても『大衆の好みは千差万別』です。 『絵がうまいからといって、編集者と一部の読者がストーリーが 面白いと思ったからといって、 イコール その漫画がヒットする、売れる。という訳ではない』 のです。 ……例えば、昭和の作品ではありますが、 「キン肉マン」や「聖闘士星矢」をどう思いますか? はっきり言って、絵もストーリー構成も「普通に大人が読んだら」 ヒドいモンだと思うでしょう??ww (両方とも、キャラはかなり良いと思いますし、個人的にどちらも 未だに好きなキャラのフィギュアは買いまくり♪の作品なので 言わせて頂きますよ。 …ダメージを受け瞳を閉じたテリーと その上半身を抱きかかえて泣くスグルのフィギュア最高☆) だけど、どちらも「大ヒット」の部類の漫画作品です。 …昭和とは時代が違うとは言っても、 当時はすでに、青年漫画では浦沢直樹氏がかなり驚異的なネーム力の 短編でデビュー(1983年)し、少女漫画に至っては萩尾望都氏、 竹宮恵子氏あたりの24年組が70年代の少女漫画黄金期でネーム (ストーリー)の平均レベルをバリンボリンに挙げまくって しばらく経った後です。 …だけど、それらの「高い年齢層向けの漫画」よりも 大ヒットしたのは、 絵もストーリーもヘタクソ(…愛をこめてそう書かせて頂きます)な キン肉マンや聖闘士星矢なのです。 当時はベビーブーム世代の団塊ジュニアが子供向け漫画に熱中 し始めた時期で、子供向け漫画がものすごく売れる世情は ありましたし、それは誰でも気がついていた時代でもありましたが …それでも、 週刊少年ジャンプ内だけで語っても、 絵はちょっとアレだけどギャグと人情話はかなり面白かった 「ターヘルアナ富子」は打ち切りで、 (まあ、そもそも徳弘正也氏は青年漫画向きの人材なんだけどもw) ヒカルの碁でほったゆみ氏の原作付きで大ヒットするまでは 「ちょっとだけ忘れられていた」www 小畑健氏の「サイボーグじいちゃんG」だって打ち切りです。 …つまり 「うまい絵が描けても、面白いストーリーが描けても、 そ れ だ け で は 売 れ な い 」のです。 商業漫画では 『今現在、大衆が求めているものを提出する力』が、いちばん大切だし 成功するためには不可欠だと言えます。 と、いう訳で「絵とストーリーどちらよりも、社会を捉える力が 大切」です。 …飽くまで、「商業漫画でヒットしたい場合(漫画家として成功 したい場合)」の話だと捉えて頂ければ幸いです。 …「絵上手いから絶対連載されて売れる」とか言ってるのは 普通は子供で(…っていうか20歳超えてる人が言ってたらひくわww) 「この絵きれーい(またはかっこいー)好きー☆」くらいの事しか 考えてない、という意味で間違っていないと思います。 ホントもなにも「ウチのクラスの何とかちゃんは美人だから絶対 アイドルになるよ☆」くらいの無責任な軽さの予測です…
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