愛犬は、無麻酔歯石取りへ通って歯周病が悪化(原因の見逃し)し、歯科に特化した病院で麻酔下の抜歯で口腔内環境が劇的に改善しました。
仰る通りで無麻酔歯石除去は、犬にとってのリスクしかありません。
根本治療にはなりませんから、絶対にやってはいけません。
歯は歯槽骨で支えられています。
ここを見るのはレントゲンです。同時にプローブで歯周ポケットの深さを測ります。1mmで健康な歯茎、2mmで黄信号点滅、3mm以上の深さなら歯周病です。
麻酔無しでもプローブの出来る犬はいますが(うちの愛犬 笑)、歯槽骨の状態は獣医でもレントゲンでしか判断できません。
私も全身麻酔に抵抗がありました。
しかし、術前検査で麻酔が可能かどうかを診てくれます。
麻酔も心電図を見ながら調整をし、適切な処置をします。
人間も『高齢』と言う理由だけで、高齢者はみんな手術をしませんか?
しますよね。することで命が助かってる人も多いですね。
では、放っておいて歯周病は進行しませんか?答え、します。
悪化し、それこそ命に関わります。
うちの愛犬が抜歯手術をした隣の手術室では、重度の歯周病から骨の融解で下顎骨折した犬が処置されていました。
本当に侮ると怖い病気です。
要は、体が手術に耐えられる状態にあるかどうかの問題です。
その状態を調べるのが術前検査です。
検査結果が思わしくなければ、他の対処法になるでしょう。
とにかく手術前検査を受けて結果を見てから考えるべきだと思いますよ。
何もしていないのに闇雲に麻酔=怖い、リスク高いと拒否反応を見せるのは犬のためになりません。