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2021/4/30 23:30

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聖徳太子が天皇にならなかったのは何故ですか?

日本史37閲覧

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厩戸皇子の他にも候補者がいました。 ①推古天皇の実の息子②推古天皇の夫の先妻の息子。 推古は普通に考えて①に皇位を譲るつもりだったでしょう、でも当時は30歳でも「まだ若い」と言われる年齢で、実子は皇位に就けるには若すぎて母親が即位したと考えるのが妥当。推古は女性ですが古代は天皇が亡くなると皇后が天皇の代理として政治を行うので実績は十分。厩戸皇子も他の皇子もまだ若いし決め手に欠けるし、②は①より年長だけど、推古としてはちょっと嫌でしょう。それなら彼等がもっと成長するまで実績のある推古に一時的に女帝になってもらおうと考えても不思議はない。 女帝になったら推古は甥の厩戸皇子より実子を即位させたい。息子を差し置いて甥を即位させようとする人はそういないでしょう。息子が成人するのを待っていたけど亡くなってしまい(実子の竹田皇子の没年は不明)、夫の先妻の息子か甥のふたりが候補になった。推古はふたりに娘を嫁がせたがどっちも子供が生まれず、これでは決め手に欠けるでしょう。そのまま退位せず後継者を決められずにいたら女帝が長生きして厩戸皇子が先に亡くなった。 以上です。

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「聖徳太子」は日本書紀の編者が創作した人物で「厩戸皇子の体+俀国王阿毎多利思北孤の事績」で出来ています。 「厩戸皇子」は、「俀国王阿毎多利思北孤」が近畿地方に派遣している「ただの王族」ですから、最高権力者(天皇)にはなれません。 「阿毎多利思北孤」は、当時の列島の最高権力者で「堂々と隋朝と外交交渉をしています」。 当時はまだ「天皇」と言う呼称がありませんが、「俀国王」と言う事は「天皇に匹敵する人物です」。

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厩戸王が実在したとしても、聖徳太子は実在しない、という立場から言わせていただけば、「あたりまえ」です。 聖徳太子というのは後世に贈られた美称であって、ホントにあんな業績を一人でやったスーパーマンがいたわけではない、って意味ですけど。 だいたいこの時代には「皇太子」という制度がない。天皇ももちろんないから大王(オオキミ)ですけど、退位とか譲位とかいうのもない、生きてる限りやるもので。大王が死んだその時点で、いちばん年格好が相応しい王子が次の大王になる、そういう制度。だから、跡継ぎにあらかじめ決まってる王子というのはいない。 実在の厩戸王は、前の崇峻天皇が死んだ時点では若すぎて、推古天皇が死ぬ前に自分が死んでしまった、てだけで。 推古天皇の次の天皇になることに決まってた、ってことはありえないし、誰が見ても天皇になるべき優秀な人物像だったか、っていえばそれも怪しい(聖徳太子の物語は、ほとんど日本書紀の創作といえる)。 たからといって、聖徳太子を尊敬したり崇めたりするヤツはクダラナイ、とは決して言わないけど。歴史ってのは所詮は「あらまほしき物語」だから。 だけど、やっぱり「聖徳太子」はフィクションには違いない。 みたいな話をされてもツマラナイ、という人向けに、もう少し、生臭い人間関係を考えてみます。 崇峻天皇(当時は大王)暗殺、という前代未聞の事態が起きて、次の大王をどうするか、ていうのが緊急課題となります。 大王に敏達、用名、崇峻と兄弟相続が続いたため、それらの王子は多数おり、その全員が継承権を持っています。 順当に考えればこの世代の年長者である、敏達の長男(最初の皇后の子)の押坂彦人大兄でよいのですが、敏達の2度目の皇后だった炊屋姫(この世代では、この時点で生き残っている唯一の王家のひと)が、自分の息子の竹田を望んで譲らなかった。 このままでは、また内乱になりかねない、と困った蘇我馬子らの群臣が、妥協案として、第3の男 厩戸(用名の子)を補佐につける条件付きで、炊屋姫を中継ぎの大王に付けることで決着、というより問題を先送りした。 これが、のちに推古天皇と呼ばれる初の「おんな大王」誕生の理由です。 押坂、竹田、厩戸の「三すくみ」になると、誰も迂闊には動けなくなる。 この時代の大王は、軍隊を率いる屈強な成人男子であることが常識、若すぎると対象外です。 推古にしてみれば、竹田が成長したら押坂に難癖つけて滅ぼしてしまいたいところだか、そこで厩戸にさらわれたら意味がない。 これで奇妙なバランスができあがり、馬子、推古、厩戸のトロイカ体制(ただし同床異夢)が安定してしまいます。 推古天皇は結局、3人の「候補」の誰より長生きしてしまい、大王は押坂の息子 田村王子に転がりこむことになります。 ・・・と、いう話は、「聖徳太子が推古天皇の摂政になりました」という日本書記を、合理的に解釈した結果の推論です。 そもそも厩戸という生身の人物がいたかどうかについて、そもそも私は懐疑的ではありますが、その話を続けてもキリがないので、このへんで。

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