第二次大戦のペリリュー島や硫黄島は戦略的にアメリカ軍の勝利、戦術的に日本軍の勝利でしょうか?

歴史 | ミリタリー43閲覧

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勝ち負けという視点でしたら、どちらも日本の完敗です。 ペリリュー・硫黄島が目論だ持久戦は、アメリカの物量の前に、さほどの効果は産めませんでした。 ただ、アメリカという国は、兵士(若者)の死傷に非常に敏感な国で、息子を失った市民の声が議会を動かすという国です。 戦争を続けるためには、議会の意見が極めて重要で、大統領といえども議会の反対にあえば戦略・戦術の転換をせまられるのです。 ペリリュー戦は、アメリカ海兵隊に莫大な死傷者が出ました。もとより先に実施された、タラワやガダルカナルでもそうでしたが、「日本軍を相手にした戦い」はドイツ相手の戦いより悲惨で膨大な死傷者を産むものと認識されていました。 タラワ戦以後は、海兵隊への志願者が激減し、選抜徴兵が強化されましたし、ペリリュー戦後は、議会がアメリカ軍の戦術にまでその是非を問い始めました。 要は、これ以上日本相手に犠牲者を出すな、アメリカの若者を死なすなという世論を形成し始めたのです。 アメリカ軍の戦略・作戦・戦術は変わっていきました。 砲爆撃の強化、戦略空軍による日本本土攻撃の強化、戦車・装甲車の大量投入、機関銃・火炎放射器・爆薬・バズーカの大量投入、なるべく若い兵士が日本兵と交戦しないような手だてが組まれます。敵の顔を見る前に、皆殺しにするという方法へ。 硫黄島そしてその後の沖縄戦は、こうした戦術が完成の域に達しました。 それでも、アメリカ兵は沢山死傷したのですが、本土決戦だけはアメリカ議会が猛反対しており、軍の作戦に影響を与えています。

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戦術的勝利というのは、当面の戦いに勝つ、すなわちペリリュー島や硫黄島を守り切れた時に初めて使える表現です。敵に多くの損害を与えた程度では戦術的勝利とは言えません。例えば珊瑚海海戦では、帝国海軍は軽空母1隻を失い、正規空母1隻が損傷したのに対し、アメリカ海軍の正規空母1隻を沈め1隻を損傷させ、敵と空母機動戦力を激減させ、後退させています。これは戦術的勝利です。南太平洋海戦では、正規空母1隻と軽空母1隻の損傷で、アメリカ海軍の正規空母1隻を沈め1隻を損傷させ、一時的に作戦行動できる空母をゼロにできました。これも戦術的勝利です。戦術的勝利と言うためには、その一局面での戦いを、勝利の形で終わらせることができなければならないのです。もちろんこの二つの海戦では、空母機動部隊の行動の戦略目標であるポートモレスビーの攻略やガダルカナルへの増援投入に失敗していることから、戦略的には日本側の敗北は明白です。 どんなに善戦して相手により多くの損害を与えても、全滅(玉砕)し島を奪られて仕舞えば、戦術的には敗北です。もちろんその行動で、敵の戦略目的の達成に支障を与えることができれば、戦術的には負けでも戦略的には勝利と言えなくはありません。いわゆる遅滞戦闘ですね。これはもう戦略目標の達成のために、戦術的になるべくゆっくりと負けることが求められる戦いの事です。逆に戦略的に敵をより長期間拘束するために、戦術的には勝ってはならないと言う戦い方が要求されることさえあるものなのです。代表的なのが第一次世界大戦開戦時のドイツ軍左翼の闘いぶりですね。ゆっくり押されて下がり、フランス軍の主力を独仏国境地帯に拘束せねばならなかったのに、軍人としての功をはやった皇太子が早々にフランス軍を押し戻し、戦略目的をぶち壊してしまったのです。 正直、戦争の勝利のために貢献するのが戦略。その戦略を滞りなく進めるために、勝ったり負けたりを構想通りして見せるのが戦術です。負けなければならない場面で勝ってはダメ。上手に負けなければいけません。 全滅し敵に占領されている以上、日本側の戦術的敗北で決まりなのです。戦略的な意義は別ですが。

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この当時の日本軍の戦術目標は土地の確保ではなく、出来るだけアメリカ軍に出血を強いるだったのではないですか? 土地を確保できるほどの戦力を確保できないのは明瞭だったはずです。 出血をしいるでしたら目的を達成しています。 土地の確保が戦略的な価値ですよね?