市販の食塩って自然な塩と成分が違うんですか?

市販の食塩って自然な塩と成分が違うんですか?

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市販の塩はすべて天然の塩化ナトリウムを主成分としたものです。 化学合成した食塩などというものはありません。 製造法で分類すれば次のようになります。 ■海水塩 (1) イオン交換膜法 海水をイオン交換膜を通して濃縮した鹹水(濃い塩水)を煮詰めて脱水乾燥させたもの。 (2) 揚浜式・入浜式・流下式塩田法 海水を砂浜や竹の枝条架などに通して水分を蒸発させ、濃縮した鹹水を煮詰めて結晶化させたもの。 (3) 天日塩の再製塩 海水を塩田に引き込んで太陽熱と風で水分を蒸発させ長期間かけて結晶化させた天日塩。メキシコ・ゲレロネグロ塩田の天日塩が一番多い。次いでオーストラリア産。 「自然塩」として有り難がられている塩の多くは、この輸入天日塩を国内で粉砕洗浄し、海水や淡水にニガリを加えて溶解し、煮詰めて再結晶化させた「再製塩」です。 ■岩塩 地下の岩塩鉱から採掘したもの。それを破砕、洗浄、溶解してから再結晶化させたもの。 地下の岩塩鉱に淡水を注入して溶解し汲み上げ、煮詰めて結晶化したもの。 ■その他 塩湖の高濃度の塩水を天日塩と同様の方法で結晶化したもの。 地下の高濃度の塩水を汲み上げ、結晶化したもの。 ---------------- ふつうのスーパーなどで売られている塩の多くは(1)か(3)ですが、(2)もデパートや高級スーパーなどに行けば色々並んでいます。 (1) イオン交換膜塩 … 最も安価 塩事業センターの「食塩」「新家庭塩」。 (2) 日本の伝統的な製塩法によるもの … 最も高価 沖縄の「粟国の塩」、伊豆大島の「海の精」など、多種多数。 (3) 輸入天日塩の再製塩 …… 比較的安価なものから割高なものまで。 塩事業センターの「食卓塩」「精製塩」「ニュークッキングソルト」「クッキングソルト」「キッチンソルト」「つけもの塩」。 「伯方の塩」「赤穂の天塩」など多種多数。 その他、岩塩や塩湖の塩も色々売られています。 ---------------- 成分については、 (1)のイオン交換膜塩は、塩化ナトリウム99%以上。ほとんど純粋な食塩です。 (2)の伝統的製塩法の塩は、塩化ナトリウムのほかにマグネシウムやカリウムなどのミネラル類を多く含んでいます。製品・価格によって成分は千差万別です。 (3)の輸入天日塩の再製塩は、天日塩が高純度の塩化ナトリウムなので、海水やにがりを加えて溶かすことによってマグネシウムやカリウムなどを補っています。塩化ナトリウム90%以上の製品が多い。 岩塩は全て輸入塩です。成分は高純度の塩化ナトリウムで、たんに塩からいだけのものも少なくありません。 成分表示があるものは、以下の計算式で塩化ナトリウム量を求めることができます。 「ナトリウム量」 × 2.54 = 「塩化ナトリウム(食塩)相当量」 (ナトリウム 39% ≒ 塩化ナトリウム 99%) 塩化ナトリウム量が少ないものは、そのぶんマグネシウムやカリウムその他のミネラルを多く含んでいて、味がまろやかになります。 ま、塩化ナトリウムもれっきとしたミネラルなのですが。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

詳しい解説ありがとうございました! 成分は変わりないんですね。

お礼日時:2009/4/10 22:32

その他の回答(2件)

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市販の塩は一般にオーストラリア産です、国内で自然の塩を生産しているのは広島の伯方の塩と赤穂の塩だけじゃないですか?私の住む町羽今から40年前に流下式塩田あってミネラルたっぷりでした、伯方の塩も赤穂の塩もスーパーに売っていますよ

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天然塩も、合成塩も、お金を払って買う塩はすべて市販の塩です。 質問自体がおかしいですよ。 質問者さんの言う市販の食塩というのが、旧専売公社時代からずっと同じように精製・販売されている食塩のことを言っているのであれば、天然塩とは成分も精製方法もまったく違います。