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自衛隊の階級の呼び名で、1左、2佐、3佐とありますが、 なぜ大佐、中佐、少佐という呼び名を使用しなかったのでしょうか? もう定着してしまっているので、名称変更されることはないでしょうか?

回答(13件)

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自衛隊の階級が大佐・中佐・少佐という呼び名を使用しなかったのは、不都合があると考えたからでしょう。 名称変更は、自衛隊の組織あるいは自衛隊という名称を変更しないと難しいのではないでしょうか。 自衛隊とは、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の総称で、1佐・2佐・3佐というのは組織ごとに 一等陸佐・二等陸佐・三等陸佐、 一等海佐・二等海佐・三等海佐、 一等空佐・二等空佐・三等空佐と正式には陸海空自衛隊で異なる名称です。 大佐・中佐・少佐というのも同様で、戦前は、 陸軍大佐・陸軍中佐・陸軍少佐、 海軍大佐・海軍中佐・海軍少佐ということで、正式には陸海軍で異なる名称です。 陸・海・空が別組織であれば、個別の名称が必要と考えられます。 その上で大佐・中佐・少佐を採用した場合の完全な名称を考えてみましょう。 仮に旧軍同様、完全な組織名を冠して「大・中・少」を採用したとすると、 陸上自衛隊大佐・陸上自衛隊中佐・陸上自衛隊少佐、 海上自衛隊大佐・海上自衛隊中佐・海上自衛隊少佐、 航空自衛隊大佐・航空自衛隊中佐・航空自衛隊少佐と7文字で随分冗長になります。 また現行に近い形で「大・中・少」を採用したとすると、 大陸佐・中陸佐・少陸佐、 大海佐・中海佐・少海佐 大空佐・中空佐・少空佐となり字数こそ少ないものの、「大陸(たいりく)」、「大海(たいかい)」、「中海(ちゅうかい・なかうみ)」、「大空(おおぞら)」、「中空(ちゅうくう・なかぞら)」など無関係な熟語を含むことになり、誤解されたり冗談のねたにされそうです。 あるいは、 陸大佐・陸中佐・陸少佐、 海大佐・海中佐・海少佐、 空大佐・空中佐・空少佐としても同様に「陸中(りくちゅう)」、「海中(かいちゅう)」、「空中(くうちゅう)」など無関係な熟語が含まれます。 さらに間を取って、陸上・海上・航空を冠して「大・中・少」を採用したとすると、 陸上大佐・陸上中佐・陸上少佐、 海上大佐・海上中佐・海上少佐、 航空大佐・航空中佐・航空少佐と字数の収まりは良くなりますが、無関係な熟語として「空中(くうちゅう)」は残りますし、『「上中」に「下」はないのか』などと遊ばれそうでもあります。 自衛隊発足前の保安庁時代すでに、陸上・海上の前身組織(航空は自衛隊で新規)では、 一等保安正・二等保安正・三等保安正、 一等警備正・二等警備正・三等警備正としていたこともあり、問題が出そうな大佐・中佐・少佐を避けて現行の方式を選んだのではないでしょうか。 当時はまだ何かと防衛は肩身が狭い時代です。 役所的な前例主義、事なかれ主義かもしれませんが、いろいろと検討した上で組織のみんなが幸せになる落とし所だったのではないかと思います。 これから大佐・中佐・少佐という呼び名にしようとしても、言葉にまつわる部分が変わったわけではないので難しいと思いますが、憲法が改正されて自衛隊が自衛隊ではなくなるような改革でもあれば、もしやと思わないでもありません。

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あくまで軍じゃないからです。大日本帝国のイメージを消し去りたいからです。 普通科は歩兵ですし機甲科は戦車隊など他国とは少し違います。例外は武器科だけです。

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警察予備隊時代の名残や軍隊ではないアピールと言う話を他の多くの方がしていますので、別の視点で言いますが軍事組織の階級呼称が大佐中佐少佐が標準だと言うのがそもそも旧軍時代に刷り込まれた思い込みですよ これは中国から導入された冠位12階が大中小を用いていたためその後の武家の官位も大中小を用いた名称が多かった事が影響したのでしょう(もっとも大納言が正3位相当、一つ上の内大臣が従2位相当と数字の序列も同時に使われていますが・・・) 欧米の軍隊の階級を旧軍流に解釈して大中小で勝手に翻訳していますが、実際の海外の階級呼称なんてもっと複雑です 例えばcaptainとLieutenant Colonelのどちらが偉いかは陸軍ならLieutenant Colonel、海軍ならcaptainと言う事になります 日本語ならどちらも1佐(大佐)なのに米軍だと陸空軍はColonel、海軍ではcaptainとなりcaptainは陸空軍では1尉(大尉)と言う事になりますが海軍ではLieutenantが1尉(大尉)となるので複雑です ところが英軍だとFlight Lieutenantが空軍大尉と訳されます このような複雑な呼称よりは123の方式の方がまだ分かりやすいですし、旧軍でも官位(言わば公務員全体の階級)である親任官、勅任官、奏任官および判任官の制度では少尉は奏任官六等、大佐は奏任官一等と順番に数字が若くなりますし兵隊には2等兵→1等兵と言うように階級は1の方が上と言う概念があるのでさして違和感が無かったと言うのもあると思います

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ついでに漢字圏では大佐中佐少佐が使われているかと思えば、中国では佐官は大校上校中校少校、尉官は上尉中尉少尉と大中小ではなく上中小となってたりします

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軍隊的階級呼称の変更は、防衛省内で以前より検討されています。 が、進んでいません。 大臣のリーダシップもないのでしょうが、内局の一部が消極的なので、進んでいないと聞き及んでいます。 現実的には、自衛隊の階級は、英語表記では、通常の軍隊の階級名称を使用しています。 漢字圏の国では、自衛官の名刺などは、1等陸佐ではなく、陸軍大佐となっていますし、相手国側も大佐と呼んでいます。 もはや何のために1佐等の呼称を使用しているかわかりません。 もともとは自衛隊は軍隊ではないということから軍隊的階級呼称を使用しないということからはじまっているのですが、もはや形骸化しているわけです。

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