これはかならずしもそうとは限りません。F-22は実戦では弱い可能性も強いのです。
例えば昔のグラマンF-14トムキャットです。
フェニックスミサイルはグラマンF-14トムキャットは、1980年代は世界最強などと言われる場合もありましたが、フェニックスミサイルは実用的ではなく、エンジンは故障も多く、アンダーパワーで、航空自衛隊からは、
「F-14、すごく弱い」
と言われ、実際に今はアメリカ海軍でも使っていません。
F/A-18は、今は大型化しましたが、つまり前のレガシーホーネットは機体が小さすぎたということなのです。
昔のアメリカ防空軍のF-102や、F-106は、空対空核ロケット弾や、空対空核ミサイルを装備していましたが、問題が多く、今は使っていません。
つまり空対空核ミサイルを装備しなかった航空自衛隊の方が正しかったということになるのです。
アメリカ空軍は、ミサイル万能論で一時期、ドッグファイトの訓練を完全に中止していましたが、ベトナム戦争後にまた復活させました。
つまりアメリカ空軍、アメリカ海軍、アメリカ海兵隊などの装備、編成、訓練、戦術なども二転三転することが多く、常に最新鋭だとか、最強とは限らないのです。
そればかりか、今のアメリカ空軍は、航空自衛隊の中古の旧式F-15Jを買って、改造して使いたいと言っているのです。これはF-22の稼働率が低すぎる生と言われています。
イギリス・ドイツ・スペイン・イタリア空軍のユーロファイター・タイフーンも設計に欠陥があり、予定より早く退役すると言われます。
F-22も予定より早く退役する可能性もあるのです。
ベトナム戦争では、F-105がMiG-17に多数撃墜され、予定より早く退役しました。
ステルス爆撃機のF-117などもすでに退役しています。
最新鋭戦闘機でも、問題が多くて予定より早く退役するのは多いのです。
かつて最新鋭と言われたF-104なども、アメリカ空軍ではすぐに使われなくなりました。
無人偵察機のグローバルホークなども、問題が多く予定より早く退役すると言われます。
一方で台湾空軍などは新たにF-16の改良型を輸入して配備します。
アメリカ製の兵器で、予定通りに使えなかった兵器というのも非常に多いのです。
西ドイツ空軍はF-104を低空爆撃に使いましたが、これは完全な失敗に終わりました。
アメリカ空軍などは、F-22の稼働率が低いため、逆に訓練のレベルが下がっていると言われ、グローバルホークのような無人偵察機も予定通りの性能を発揮できず、挙句の果てに電波をジャックされてイランに捕獲される無人偵察機まである有様です。
またアメリカ空軍を中心に普及しているNBCM、ニューベーシックコンバットマニューバ―は、単調で動きが読みやすいと航空自衛隊の戦闘機パイロットに言われています。
アメリカ海兵隊の戦闘機は、ただ突っ込んでくるだけで作戦がない、などと航空自衛隊の戦闘機パイロットに言われています。
F-35の稼働率が低ければ、逆に飛行時間が短くなり、さらにアメリカ軍の訓練のレベルが下がって弱くなるという可能性もあるのです。